2026年11月2日更新:OpenAI が10月29日に ChatGPT Pro の Work・Codex の枠を引き上げたので反映しました。Pro 100 と Pro 500 は2倍になり、Pro 200 は予告していた引き下げを取りやめて全員が高い方の枠にそろいました。Plus の枠は変わらないので、Plus を1とすると100が10倍・200が20倍・500が50倍です(当サイトの計算。OpenAI のヘルプ)。

2026年10月31日更新:Anthropic が10月31日に Claude の上位プランの名前を変えたので反映しました。Max 5x は「Max」($100)、Max 20x は「Ultra」($200)になり、価格は同じです。Ultra は週の使用量が Pro の10倍で、認証済みのアカウントには5時間ごとの上限がありません(Anthropic のヘルプ)。旧 Max 20x の「20倍」と量を比べた数字は、Anthropic は出していません。

2026年10月12日更新:Anthropic の2つの変更を API の比較に反映しました。10月7日に Sonnet 5.5 のキャッシュ読み取りが $0.20 から $0.10 に下がり、GPT-6.1 Sol とキャッシュ読み取りまで同じ単価になったので、「キャッシュに当たる入力が多いほど GPT-6.1 Sol が安い」としていた中位の結論を改めました。同じ日に出た Claude Haiku 5.5(入力 $0.10・出力 $0.50)に低コストの層を差し替え、「GPT-6 Luna が Haiku の10分の1」という結論も、短い入力では同額、長い入力では Luna が安い、に改めています。Haiku 4.5 は Legacy になり、引き続き使えます。あわせて ChatGPT 側も改めました。9月10日から止まっていた Pro $200 の新規受付が9月29日に再開し、同じ日に $500 の Pro 500 が加わって Pro は3段になりました。Pro の倍率は10月29日にさらに変わりました(上の11月2日の更新)。チャットのモデルも10月7日から GPT-6 になり、有料プランは GPT-6 Sol、Free と Go は10月8日から順次 GPT-6 Luna です。

2026年9月30日更新:OpenAI の中位のモデルを、9月29日(米国時間)に出た GPT-6.1 Sol に差し替えました。OpenAI の API のモデル一覧が「知能と費用のバランス」に勧めるモデルが GPT-6 Sol から替わったためです。入力・出力の単価($2/$10)は同じですが、キャッシュ読み取りが $0.20 から $0.10 に下がったので、「Sonnet 5.5 とキャッシュ読み取りまで同じ単価」としていた中位の結論を改め、キャッシュを繰り返し使う場合の試算を足しました。

2026年9月29日更新:9月28日に出た Claude Sonnet 5.5 を API の比較に反映しました。Anthropic のバランス型の現行モデルが Sonnet 5 から Sonnet 5.5 に替わりましたが、単価は同じ(入力 $2・出力 $10・キャッシュ読み取り $0.20)なので、表と試算の数字は変わりません。あわせて、ChatGPT の広告が9月23日に東南アジアと台湾へ広がり60か国以上になったことも反映しています。その後、10月21日に26か国が加わり、広告の出る国は89か国になりました。

2026年9月25日更新:9月22日に出た Claude Opus 5.5 と、同じ日(米国時間)に出た GPT-6 Sol・GPT-6 Luna を API の比較に反映しました。Anthropic が迷ったときの入口として案内するモデルは Opus 5($5/$25)から Opus 5.5($4/$20)に、OpenAI が中位・低コストとして勧めるモデルは GPT-5.6 Terra・Luna から GPT-6 Sol・Luna に替わり、中位の層では「どちらが安いか」の結論も変わっています(出力は Sonnet 5 が安い→同額)。Claude Code の既定のモデルも更新しました。

「AIアシスタントを使いたいけど、ClaudeとChatGPTのどちらにお金を払うべき?」「無料プランでどこまで使える?」——こんな疑問を持つ人は多いはずだ。2026年10月時点では、個人向けの段は両社とも $20・$100・$200 があり(ChatGPT にはさらに $500 の段がある)、チーム向けの席の値段まで同じになった。そのぶん、違いは無料と $8 の入口、上位プランで使える最上位モデルの枠、API の単価にかかる条件に出る。

この記事では、Claude(Anthropic)とChatGPT(OpenAI)の料金を「無料」「有料サブスク」「上位プラン」「チーム」「API」の切り口で比べる。金額は特に断りのない限り米ドル建ての公式表示で、プランは2026年9月22日(ChatGPT の Pro とチャットのモデルは10月12日に再確認)、API は10月12日に各社の料金ページとヘルプで確認した(日本での表示はよくある質問を参照)。Anthropic の上場(IPO)が Claude の料金やプランに関係するかは「Anthropicの上場(IPO)はいつ?」で扱っている。

1. 料金体系の全体像

まずは両サービスの料金体系を俯瞰しよう。どちらも「無料→個人有料→パワーユーザー向け→チーム→エンタープライズ」という階層構造で、2026年9月時点では価格の段もほぼそろっている。

プラン Claude(Anthropic) ChatGPT(OpenAI)
無料 Free:$0 Free:$0
エントリー — Go:$8/月
個人有料 Pro:$20/月(年払いなら月$17相当) Plus:$20/月(月払いのみ)
パワーユーザー Max:$100/月
Ultra:$200/月
Pro 100(10倍):$100/月
Pro 200(20倍):$200/月
Pro 500(50倍):$500/月
倍率は Work・Codex の枠
チーム Team:標準席 $20〜25、プレミアム席 $100〜125(1席・月) Business:標準席 $20〜25、プレミアム席 $100〜125(1席・月)
法人 Enterprise:1席 $20/月(年払い)+ API 料金での従量課金、または営業経由 Enterprise・Edu:要問い合わせ

出典: Claude 料金ページ/ChatGPT 料金ページ・Codex「Pricing」・OpenAI ヘルプ「About ChatGPT Pro tiers」(2026年9月22日に確認。Pro の段は11月2日に再確認)。Pro の倍率は、OpenAI で Codex と ChatGPT を担当する Tibo の投稿(2026年9月29日)と OpenAI の DevDay の発表の倍率に、10月29日の枠の引き上げ(上のヘルプ)を当てはめた当サイトの計算。チームの席は年払いなら安い方、月払いなら高い方。

違いは段の両端に出る。下の端では、ChatGPT にだけ $8/月の Go があり、Claude には $20 未満の有料プランがない。上の端では、どちらも $100 の段を用意しているが、倍率が違う(Claude の Max は Pro の5倍、ChatGPT の Pro 100 は Plus の10倍)。Claude は Ultra($200。2026年10月31日に Max 20x から改名)まで、ChatGPT は2026年9月29日から Pro が $100・$200・$500 の3段になった(9月10日から止まっていた Pro $200 の新規受付も同じ日に再開)。10月29日に Pro 100 と Pro 500 の Work・Codex の枠が2倍になり、Pro 200 は全員が高い方の枠にそろったので、Plus を1とすると10倍・20倍・50倍になる(担当者と OpenAI の9月29日の発表の倍率に、10月29日の変更を当てはめた当サイトの計算。Plus の枠は変わっていない)。

2. 無料プラン比較

「まず無料で試したい」という人にとって、両サービスの無料プランは重要だ。ここは両社の性格の違いがいちばんはっきり出る。

項目 Claude 無料 ChatGPT 無料
使えるモデル Sonnet・Haiku(Opus と Fable は対象外) GPT-6 Luna(2026年10月8日から順次)
ふだんのチャット 使用量の上限あり テキストのチャットは無制限(不正利用対策あり)、アップロード・画像・音声などは別に上限
Web検索 ✅ ✅
ファイルのアップロード ✅ ✅(上限あり)
画像生成 —(料金ページの機能表に項目なし) ✅(上限あり)
コーディングエージェント Claude Code は含まれない Codex を使える(上限あり)
広告 なし 表示されることがある
対応端末 Web・iOS・Android・デスクトップ Web・iOS・Android・デスクトップ

出典: Claude 料金ページ/ChatGPT 料金ページ・ChatGPT リリースノート(2026年10月7日の項)・OpenAI ヘルプ「GPT-6 and other models in ChatGPT」(10月26日に確認)・OpenAI ヘルプ「Ads in ChatGPT」(2026年9月22日に確認)・OpenAI「ChatGPT Ads expands to Southeast Asia and Taiwan」(2026年9月23日。9月29日に確認)・OpenAI「ChatGPT Ads expands to 26 new countries」(2026年10月21日。10月26日に確認)

ポイント:ChatGPT の無料版は、軽量の GPT-6 Luna でテキストのチャットを回数を気にせず使え、画像生成と Codex も試せる。OpenAI のリリースノートと料金ページは、Free と Go も2026年10月8日から順次 GPT-6 Luna に替わるとしているが、モデルのヘルプは10月26日時点でも Free と Go を GPT-5.6 Luna と書いている。どちらになっているかは画面のモデル名で確かめたい。一方で、OpenAI は2026年2月9日に米国で広告のテストを始め、9月23日には東南アジアと台湾にも広げた(アジア太平洋では日本・韓国・インド・オーストラリア・ニュージーランドで先に始まっている)。10月21日には中南米などの26か国が加わり、広告の出る国は89か国になった。広告が出るのは Free と Go だけで、Plus・Pro・Enterprise には出ない(2026年10月21日の発表)。Anthropic は2026年2月4日に「Claude は広告なしを続ける」と表明している。

Claude の無料版は回数の上限が先に来るが、Anthropic の中位の層である Sonnet を試せる(ChatGPT の無料版の Luna は、OpenAI が低コスト・大量処理向けと位置づける層)。ただし Claude Code は無料版に含まれないので、コーディングエージェントをお金をかけずに試せるのは Codex の側だけだ。

3. 有料サブスクリプション比較

個人ユーザー向けの主力プランを比較する。どちらも月額$20で横並びだ。

項目 Claude Pro($20/月) ChatGPT Plus($20/月)
チャットで選べるもの Opus・Sonnet・Haiku(Fable は追加の使用量クレジットで) Instant と、思考の深さ Medium・High
OpenAI の最上位 GPT-6 Astra — チャットでは使えず、ChatGPT Work と Codex で回数限定
コーディング Claude Code(既定のモデルは Opus 5.5) Codex
リサーチ ✅ Research ✅ Deep Research(無料版より拡張)
画像生成 —(料金ページの機能表に項目なし) ✅
コンテキスト 最大100万トークン(モデルによる) 思考モデル 256K/Instant 54K
年払い あり(月$17相当・$200を一括) なし(Go・Plus・Pro は月払いのみ)
外部連携 コネクター・Chrome・Microsoft 365 アプリ(社内ツールとの接続)・ChatGPT Work

出典: Claude 料金ページ・Claude Code「Model configuration」(9月25日に再確認)/ChatGPT 料金ページ・OpenAI ヘルプ「GPT-6 and other models in ChatGPT」・「About ChatGPT Pro tiers」(2026年9月22日に確認。チャットのモデルとコンテキストは10月12日に再確認)

ChatGPT のチャット画面では、モデルを選んだうえで思考の深さ(Instant・Medium・High など)を選ぶ形になっている。2026年10月7日からはチャットの既定が GPT-6 になり、OpenAI のヘルプによると Plus ではそのすべてを GPT-6 Sol が動かす(それまでは GPT-5.6 Sol で、いまも明示して選べる)。2026年9月3日に出た GPT-6 Astra は Plus のチャットには出てこない。Plus で Astra を使えるのは ChatGPT Work と Codex の中だけで、回数にも上限がある。

Claude Pro は、チャットでも Claude Code でも Opus と Sonnet を選べる。Claude Code の既定のモデルは新しいモデルが出るたびに替わっていて、2026年9月22日の Opus 5.5 対応(v2.1.280)からは Pro も Max も Opus 5.5 になった(それまでは Pro が Sonnet 5、Max が Opus 5。Claude Code の公式ドキュメント)。最上位の Fable 5.1 は、Pro では月額の枠からは使えず、追加の使用量クレジットを払ったときだけ使える。

同じ$20/月でも、方向性が異なるのがポイント。Claudeは長い文書やコードを一度に読ませる使い方(最大100万トークン)とコーディング(Claude Code)に強みがあり、ChatGPTは画像生成と、Work・Codex の中で OpenAI の最上位 GPT-6 Astra を回数限定で試せる点が特徴だ。Claudeの各機能の使い分けについては「Claudeのチャット・Cowork・コードの違いと使い分け」で詳しく解説している。

4. 上位プラン比較(Max vs Pro)

毎日長時間使う人向けのプランは、Claude が $100 と $200 の2段、ChatGPT が $100・$200・$500 の3段。差は $200 帯の倍率と、最上位モデルをどれだけ使えるか、そして ChatGPT にだけある $500 の段に出る。

上位プランの比較

Claude Max
$100/月
Pro の5倍の使用量
Fable 5.1 は週の上限の50%まで
Claude Code の既定は Opus 5.5
混雑時の優先アクセス
Claude Ultra
$200/月
週は Pro の10倍の使用量
認証済みなら5時間の上限なし
Fable 5.1 は週の上限の50%まで
Claude Code の既定は Opus 5.5
新規でも申し込める
ChatGPT Pro $100
$100/月
Work・Codex は Plus の10倍の枠
GPT-6 Pro は GPT-5.6 Sol Pro と週の枠を共有
Work と Codex で GPT-6 Astra
思考モデルのコンテキスト 400K
ChatGPT Pro $200
$200/月
Work・Codex は Plus の20倍の枠
GPT-6 Pro は $100 より多い週の枠
Work と Codex で GPT-6 Astra
2026年9月29日に新規受付を再開
ChatGPT Pro $500
$500/月
Work・Codex は Plus の50倍の枠
Work と Codex で Ultrafast(GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol)
Pro の中で Ultrafast はこの段だけ
2026年9月29日に新設
項目 Claude Max($100/$200) ChatGPT Pro($100/$200/$500)
使用量 Pro の5倍/10倍(Ultra は週の枠で、5時間の上限なし) Work・Codex は Plus の10倍/20倍($500 は50倍)
最上位モデルの枠 Fable 5.1:週の上限の50%まで(両方の段で同じ) GPT-6 Pro:週の枠(回数はヘルプに記載なし、$200 の方が多い)
コーディング Claude Code(既定は Opus 5.5) Codex(GPT-6 Astra を使える)
コンテキスト 最大100万トークン(モデルによる) 思考モデル 400K/Instant 128K
$200 帯の新規申込 できる できる(9月10日に止め、9月29日に再開)

出典: Claude 料金ページ・Claude Code「Model configuration」(9月25日に再確認)/OpenAI ヘルプ「About ChatGPT Pro tiers」・「GPT-6 and other models in ChatGPT」・ChatGPT 料金ページ(2026年10月12日に再確認)・OpenAI の担当者の投稿($100・$200 の倍率)・DevDay の発表($500 の倍率)。Pro の倍率は、この2つに10月29日の枠の引き上げ(About ChatGPT Pro tiers、11月2日に確認)を当てはめた当サイトの計算

「$20 では足りないが $200 は高い」という人は、どちらも $100 の段を選べる。倍率は Claude の Max が Pro の5倍、ChatGPT の Pro 100 が Plus の10倍(2026年10月29日から)。なお Anthropic は Opus 5.5 の発表(2026年9月22日)で、Pro・Max・Team・席単位の Enterprise の「5時間ごとの使用量上限」を引き上げたと書いているが、引き上げ幅は示していない。値段と倍率は変わっていない。

ChatGPT Pro の GPT-6 Pro(中身は GPT-6 Astra)は回数制の枠で、OpenAI のヘルプは「Pro の契約で GPT-6 Pro が無制限になるわけではない」と明記している。$100 では GPT-6 Pro と GPT-5.6 Sol Pro が週の枠を分け合い、$200 では GPT-6 Pro の週の枠を使い切ると GPT-5.6 Thinking(Medium)に切り替わる。9月22日に確認したヘルプにあった「週50件」「週200件」という回数は、10月12日時点のヘルプには載っていない。Claude の Max と Ultra の Fable 5.1 は、週の使用量の上限の半分までを Fable に使える形だ。$200 帯は両社とも新規で申し込め、倍率は Claude Ultra が週で Pro の10倍(認証済みなら5時間の上限なし)、ChatGPT Pro $200 が Plus の20倍(2026年10月29日から)。基準になる下位プランの使用量が両社で違うので、倍率だけでどちらが多く使えるかは決まらない。ChatGPT にはさらに上の Pro 500($500・Plus の50倍)があり、Pro の中で GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol の Ultrafast(高速の設定)を使えるのはこの段だけだ。

5. チーム・ビジネスプラン比較

組織でAIを導入する場合の比較。2026年9月時点で、両社のチーム向けプランは値段の組み立てがほぼ同じになった。

項目 Claude Team ChatGPT Business
標準席 $20/席/月(年払い)
$25/席/月(月払い)
$20/席/月(年払い)
$25/席/月(月払い)
プレミアム席 $100(年払い)・$125(月払い)
標準席の5倍の使用量
$100(年払い)・$125(月払い)
標準席の5倍の使用量、5時間ごとの上限なし
席数 2〜150席 2席から
コーディング Claude Code(標準席から) Codex(標準席から)
最上位モデル Fable:プレミアム席で週の上限の50%まで GPT-6 Pro:標準席は月15件、プレミアム席は週50件
SSO ✅ SSO ✅ SAML SSO
会話データの
AI学習利用
既定で使われない 既定で使われない

出典: Claude 料金ページ(Team & Enterprise)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT Business - Overview」・「GPT-6 and other models in ChatGPT」(2026年9月22日に確認)

「プレミアム席」とは? 通常の席とは別に用意された、使用量の多い上位の席のこと。両社とも1つのワークスペースの中で標準席とプレミアム席を混ぜられるので、「開発者や長時間使う人だけプレミアム席にする」という運用ができる。

値段が同じなので、選ぶ決め手はすでにどちらを使っているかと、最上位モデルをどう使いたいかになる。どちらのプランも、会話データは既定でAIの学習に使われない。企業が安心して導入できるポイントだ。

6. API料金比較

開発者にとって最も重要なのがAPI料金だ。両社とも、各社が「迷ったらこれ」と勧める入口、速さと値段のバランスをとった中位、大量処理向けの低コストの層を持っている。

API出力料金比較

100万トークンあたり・標準料金(2026年10月12日に確認)

Claude
OpenAI
Fable 5.1
$50.00
GPT-6 Astra
$50.00
Opus 5.5
$20.00
Sonnet 5.5
$10.00
GPT-6.1 Sol
$10.00
Haiku 5.5
$0.50
GPT-6 Luna
$0.50
位置づけ モデル 入力/100万トークン キャッシュ読み取り 出力/100万トークン コンテキスト
最上位 Claude Fable 5.1 $10.00 $0.25 $50.00 100万トークン
GPT-6 Astra $10.00 $1.00 $50.00 105万トークン
Anthropic の入口 Claude Opus 5.5 $4.00 $0.20 $20.00 100万トークン
バランス型 Claude Sonnet 5.5 $2.00 $0.10 $10.00 100万トークン
GPT-6.1 Sol $2.00 $0.10 $10.00 105万トークン
低コスト Claude Haiku 5.5 $0.10 $0.01 $0.50 100万トークン
GPT-6 Luna $0.10 $0.01 $0.50 105万トークン

出典: Anthropic「Pricing」・「Models overview」/OpenAI「Pricing」・「Models」・各モデルのページ(2026年10月12日に確認)。位置づけは各社の公式のモデル一覧の案内による。表の OpenAI の3モデルは、1回に入力できるのが最大92.2万トークン。Haiku 5.5 の単価は1回のプロンプトが10万トークンまでのもので、超えると入力 $0.50・キャッシュ読み取り $0.05・出力 $2.50 になる。

両社とも、公式のモデル一覧の冒頭で「迷ったらこれ」という入口を案内していて、その中身は新しいモデルが出るたびに替わる。違うのは組み立てだ。OpenAI は入口と最上位を同じモデルにしている(2026年9月時点では GPT-6 Astra)。Anthropic は入口と最上位を分けていて、同じ時点では「ほとんどの用途は Opus 5.5 から始め、要求の厳しい推論や長時間のエージェント作業、または Opus 5.5 でも足りないときに Fable 5.1」と案内している。つまり「各社の入口同士」を比べると、Anthropic 側は一段安い層との比較になる。

表から外した前の世代も、どちらもすぐには消えない。Anthropic の Opus 5($5/$25)、9月28日に Sonnet 5.5 に替わった Sonnet 5($2/$10。入力・出力は Sonnet 5.5 と同じで、キャッシュ読み取りは $0.20 と Sonnet 5.5 の2倍)、10月7日に Haiku 5.5 に替わった Haiku 4.5($1/$5)は、公式の一覧で Legacy(引き続き利用可)になった。OpenAI の GPT-5.6 Terra($2/$12)と GPT-5.6 Luna($0.20/$1.20。単価は9月22日に確認)は、API のモデル一覧に残っている。GPT-5.6 Sol は、10月7日に GPT-6 Sol に替わるまで ChatGPT の有料プランのチャットを動かしていたモデルで(いまもチャットで選べる)、API では $4/$20 の販促価格が少なくとも2026年11月21日まで続く(元の価格は $5/$30)。

表の OpenAI の中位は、9月29日(米国時間)に出た GPT-6.1 Sol。OpenAI の API のモデル一覧が「知能と費用のバランス」に勧めるモデルは、GPT-6 Sol からこちらに替わった(2026年9月30日に確認)。GPT-6 Sol と比べると、入力 $2・出力 $10 と長い入力の割増のかかり方は同じで、キャッシュ読み取りだけが $0.10 と半額(入力単価の5%)になった。気をつけたいのは使える場所で、ChatGPT では Work と Codex で使え(提供開始時点では Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu が対象で、Free と Go は対象外)、チャットの画面には無い。GPT-6 Sol($2/$0.20/$10)も API に残っている。

表に出てこない条件——長い入力・キャッシュ・トークン数

  • 長い入力の割増:表の OpenAI の3モデル(と GPT-5.6 Sol)は、入力が27.2万トークンを超えると、そのリクエスト全体が入力(とキャッシュ)2倍・出力1.5倍になる。Claude は Claude 4.6 以降のモデルなら100万トークンまで標準料金のままだが、Haiku 5.5 だけは1回のプロンプトが10万トークンを超えると、入力・キャッシュ・出力がすべて5倍(入力 $0.50・出力 $2.50)になる。
  • キャッシュ:読み取りはどちらも基本は入力の10%(Claude は Opus 5.5 と Sonnet 5.5 が5%、Fable 5.1 が2.5%。OpenAI は GPT-6.1 Sol が5%)。書き込みはどちらも入力の1.25倍(Claude は5分のキャッシュ。1時間のキャッシュは2倍)。
  • バッチ:どちらも入力・出力とも50%オフ。OpenAI は、待ち時間が長くてもよい Flex 処理も同じ単価で使える。
  • 高速モード:Claude の fast mode(Opus のみ。Opus 5.5 は2026年10月15日に研究プレビューを終えて申請不要に、Opus 5・4.8 は研究プレビューのまま)は標準の2倍(Opus 5.5 なら $8/$40)、OpenAI の Fast mode も2倍(Astra なら $20/$100)。
  • 処理地域の指定:Claude は米国内だけで処理させると1.1倍(Claude 4.6 以降のモデル)、OpenAI は地域指定の処理が10%増し(2026年3月5日以降に出た対象モデル)。
  • トークン数そのものが違う:Anthropic によると、Claude 4.7 以降のモデル(Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1 など)の新しいトークナイザーは、同じ文章で約30%多くトークンを数える(Sonnet 5 の発表では内容によって1.0〜1.35倍)。Legacy の Haiku 4.5 は前のトークナイザーのままなので、Haiku 5.5 に移ると同じ文章でもトークン数が増える。OpenAI とも数え方が違うので、単価の比較は自分の文章で実際に数えて確かめる。

1回あたりに直すとどうなるか

単価の表だけでは、どこで差が開くのかが見えにくい。同じ依頼を1回送ったときの料金を、トークン数が同じと仮定して計算した(標準料金・キャッシュとバッチなし)。

モデル 短い依頼
(入力1万+出力2千)
長い文書
(入力40万+出力1万)
Claude Fable 5.1$0.20$4.50
GPT-6 Astra$0.20$8.75(割増あり)
Claude Opus 5.5$0.08$1.80
Claude Sonnet 5.5$0.04$0.90
GPT-6.1 Sol$0.04$1.75(割増あり)
Claude Haiku 5.5$0.002$0.225(割増あり)
GPT-6 Luna$0.002$0.088(割増あり)

計算式の例:Sonnet 5.5 の長い文書=40万×$2÷100万+1万×$10÷100万=$0.80+$0.10。GPT-6.1 Sol は27.2万トークン超なので入力 $4・出力 $15 で計算した(40万×$4÷100万+1万×$15÷100万=$1.60+$0.15)。Haiku 5.5 は10万トークン超なので入力 $0.50・出力 $2.50 で計算した(40万×$0.50÷100万+1万×$2.50÷100万=$0.20+$0.025)。単価は上の表と同じ出典。

上の表はキャッシュなしの計算だ。キャッシュを使っても、中位の2つは差がつかない。同じ前提を繰り返し送り、入力10万トークンのうち9万がキャッシュ読み取りになる依頼(出力2千)なら、Sonnet 5.5 は1万×$2+9万×$0.10+2千×$10(それぞれ÷100万)=$0.020+$0.009+$0.020=$0.049、GPT-6.1 Sol も同じ式で $0.049 になる(GPT-6 Sol と、10月6日までの Sonnet 5.5 の読み取り $0.20 なら $0.058)。キャッシュへの初回の書き込みは含めていない。

API料金の結論:どちらが安いかは、層と入力の長さで入れ替わる。

  • 最上位同士(Fable 5.1 と Astra)は単価が同じ。ただし Astra は長い入力で割増になり、キャッシュ読み取りも Fable 5.1 の4倍($1 と $0.25)なので、長い文書や同じ前提を繰り返す使い方では Fable 5.1 の方が安くなる。
  • 各社の入口同士で比べると、Opus 5.5($4/$20)は Astra($10/$50)の5分の2だが、上に書いたとおり OpenAI の入口は最上位でもあるので同じ層どうしの比較ではなく、OpenAI の中位の GPT-6.1 Sol($2/$10)と比べれば逆に Opus 5.5 が2倍高い。
  • バランス型は、2026年10月12日時点では Sonnet 5.5 と GPT-6.1 Sol の入力・キャッシュ読み取り・出力の単価がすべて同じ($2/$0.10/$10)。27.2万トークン以下の入力なら、キャッシュを使っても使わなくても差がなく、27.2万トークンを超える入力では Sol に割増がかかるぶん Sonnet 5.5 がほぼ半額になる(9月22日の版で書いた「出力は Sonnet 5 が安い」は、比べる相手が GPT-5.6 Terra(出力 $12)から GPT-6 Sol に替わって成り立たなくなり、9月30日の版の「キャッシュに当たる入力が多いほど GPT-6.1 Sol が安い」は、10月7日に Sonnet 5.5 のキャッシュ読み取りが $0.20 から $0.10 に下がって成り立たなくなった)。なお GPT-6.1 Sol には、同じモデルを速く動かす Ultrafast の料金が API にもあり、入力 $12・出力 $60(27.2万トークン以下。標準の6倍)になる(OpenAI の API 料金ページ。2026年10月18日に確認)。
  • 低コストの層は、10月7日に出た Claude Haiku 5.5 と GPT-6 Luna が、1回のプロンプトが10万トークンまでなら入力・キャッシュ読み取り・出力とも同じ単価($0.10/$0.01/$0.50)。10万トークンを超えると Haiku 5.5 だけが5倍($0.50/$2.50)になり、Luna の割増は27.2万トークンを超えてからの入力2倍・出力1.5倍なので、長い入力では Luna が安い(上の例の40万トークンで $0.088 対 $0.225)。10月6日までの版で比べていた Haiku 4.5($1/$5)とは、Luna が入力・出力とも10分の1だった。

単純な価格だけでは比較できない点も残る。モデルによって同じ仕事を終えるまでのトークン数(考える量や手数)が違うからだ。コーディング用途での両者の詳しい比較は「Claude Code vs Codex徹底比較」、Claude の各層の選び方は「Claude のモデル別料金比較(Opus・Sonnet・Haiku)」を参照してほしい。

7. コスト削減テクニック

API利用時のコストを最大限抑えるテクニックを紹介する。

Claude のコスト削減

🔹 バッチAPI:非同期で処理するかわりに、入力・出力とも50%オフ。

🔹 プロンプトキャッシュ:キャッシュに当たった入力は入力単価の10%(Opus 5.5 と Sonnet 5.5 は5%、Fable 5.1 は2.5%)。書き込みは5分なら1.25倍なので、Anthropic の説明では1回読めば元が取れる。

🔹 組み合わせ:キャッシュとバッチの割引は重ねられる。キャッシュに当たった入力は標準の5%(Opus 5.5 と Sonnet 5.5 は2.5%、Fable 5.1 は1.25%)まで下がるが、出力は50%オフまで。

ChatGPT(OpenAI)のコスト削減

🟢 バッチAPI・Flex:どちらも標準の50%オフ(Astra なら $5/$25)。

🟢 プロンプトキャッシュ:キャッシュに当たった入力は、Astra・Luna(と GPT-6 Sol)が入力単価の10%、GPT-6.1 Sol が5%。書き込みは1.25倍。

🟢 入力を27.2万トークン以下に抑える:超えるとリクエスト全体が割増になるので、長い資料は分けて渡す。

どちらもバッチAPIとプロンプトキャッシュの組み合わせが最も効果的。大量処理ならこの2つを必ず活用しよう。料金の出典は6章の表と同じ。2社の仕様の違いと、キャッシュが効いているかの確かめ方は「OpenAI と Claude のプロンプトキャッシュの違い」にまとめた。

8. 用途別おすすめプラン

最後に、使い方別のおすすめをまとめる。

💡 カジュアルに使いたい人

→ まず ChatGPT の無料版、足りなければ Go($8/月)。無料版でも GPT-6 Luna でテキストのチャットは無制限で、Go はアップロードや画像生成の枠が増える。Claudeには$20未満の有料プランがない。ただし Free と Go には広告が表示されることがある(日本を含む89か国で)。

💻 プログラマー・開発者

→ どちらの$20にもコーディングエージェントが付く。お金をかけずに試すなら Codex(Free と Go でも使える)、Claude Code を使うなら Claude Pro($20/月)から。長いコードベースを丸ごと読ませたいなら、最大100万トークンの Claude が向く。

🎨 クリエイター(画像)

→ ChatGPT Plus($20/月)がおすすめ。画像生成がチャットに組み込まれていて、Plus では思考を使った画像生成も使える。Claudeの料金ページの機能表には画像生成の項目がない。

📊 ヘビーユーザー

→ $100 帯はどちらも同額で、倍率は Claude の Max が Pro の5倍、ChatGPT の Pro 100 が Plus の10倍。$200 帯はどちらも新規で申し込め、倍率は Claude Ultra が週で Pro の10倍(認証済みなら5時間の上限なし)、ChatGPT Pro $200 が Plus の20倍。ChatGPT で足りなければ $500 の Pro 500(50倍)もある。基準の下位プランの量が両社で違うので、倍率の大きさだけでは比べられず、ふだん使う側で選ぶ。

🏢 チーム導入

→ 席の値段は同じ(標準席 $20〜25、プレミアム席 $100〜125)。社内で先に使われている側に合わせ、長時間使う人だけプレミアム席にする。最上位モデルを多く使うなら、Claude はプレミアム席で Fable、ChatGPT はプレミアム席で GPT-6 Pro が週50件。

⚡ API大量利用

→ 低コストの層も中位も、短い入力なら単価が同じ(2026年10月12日時点で、Claude Haiku 5.5 と GPT-6 Luna がどちらも $0.10/$0.50、Claude Sonnet 5.5 と GPT-6.1 Sol がどちらも $2/$10、キャッシュ読み取りも同額)なので、単価の表より使い方で選ぶ。差がつくのは長い入力で、低コストの層は1回のプロンプトが10万トークンを超えると Haiku 5.5 が5倍になるので Luna が安い。中位は27.2万トークンを超えると GPT-6.1 Sol に割増がかかるので Sonnet 5.5 が安い。あとは自分の作業で何トークン使うかを実際に数えて確かめる。

9. よくある質問

Q. ClaudeとChatGPT、どちらを先に契約すべき?

まずは両方の無料プランを試してみましょう。ChatGPT は無料でも画像生成と Codex を試せ、Claude は無料でも Sonnet を使えます。コーディングや長い文書の読み込みが目的ならClaude、画像生成を使いたいならChatGPTが適しています。

Q. 両方に課金する意味はある?

あります。両社のモデルは得意分野が異なるため、タスクに応じて使い分けるのが効率的です。予算が許すなら、$20 のプランを1つずつ併用するのも現実的な選択です。

Q. APIとサブスクの使い分けは?

チャットで対話的に使うならサブスク、自分のアプリに組み込むならAPI。サブスクは定額で、上限までは追加料金がかかりません。上限を超えても、Claude は使用量クレジット(標準の API 料金)、ChatGPT はクレジットを買えば続けられます。APIは使った分だけ払う形で、自前でUIやインフラを用意する必要があります。両社とも、定額で使える量を金額では公表していないので、「何倍お得か」は一次情報では言えません。なお Claude の Max・Ultra と Team には、毎月 API で使えるクレジット(Max は $100、Ultra は $200)が付きます。受け取りの手続きが必要で、対話の Claude Code には使えません(詳しくは「Claude の Max・Team プランに付く毎月の API クレジット」)。ChatGPT も2026年10月28日から、Pro 100・200・500 に毎月 $100・$200・$500 の API クレジットが付くようになりました。Plus には付かず、API は別に前払いします(Gemini を含めた比較は「サブスクにAPIの無料枠は付く?Claude・Gemini・ChatGPTのプラン別クレジット比較」)。

Q. 学生や教育機関向けの割引は?

ChatGPTは米国K-12教員向けに無料プラン(ChatGPT for Teachers、2027年6月まで)を提供中で、大学向けには ChatGPT Edu があります。非営利団体にはBusiness/Enterpriseプランが最大75%割引。Claudeは大学単位の Education プランを用意しているほか、非営利団体向けに Team と Enterprise の割引料金を案内しています(割引率はページに記載なし)。

Q. 日本円で支払える?

ChatGPT は、日本から料金ページを開くと円で表示されます(2026年9月22日に確認:Go ¥1,400、Plus ¥3,000、Pro ¥16,800〜)。Claude はドル建てのままで、日本からは消費税10%込みの額(Pro は月払い $22、年払いなら月 $18 相当、Max は $110〜)が表示されます。ドル建ての場合は、クレジットカード会社の為替レートで円に換算されます。

※ 本記事のプランは2026年9月22日(ChatGPT の Pro とチャットのモデルは10月12日に再確認)、API の料金は2026年10月12日に各社の公式ページで確認したものです。料金やプラン内容は予告なく変更される場合があります。最新情報は各公式サイト(claude.com・chatgpt.com・Claude API・OpenAI API)をご確認ください。