Cursor、Anthropic の Claude Code、GitHub の GitHub Copilot、OpenAI の Codex は、どれもリポジトリを読み、コードを書き、コマンドを実行して、変更をまとめるところまで自分で進めるコーディングエージェントです。以前は「Cursor はエディタ、Copilot はプラグイン、Claude Code は端末、Codex はクラウド」と種類で分けて説明できました。しかし2026年9月22日に4社の公式ドキュメントを読み直すと、4つとも端末・IDE・デスクトップアプリ・クラウド・スマホのほぼ全部で動きます。

だから、いま選ぶときに見るべきなのは「どこで動くか」ではありません。①どの会社のモデルを使えるか、②料金と使用量の数え方、③どこを本拠地にしているか(自社のエディタ・GitHub・Claude のサブスク・ChatGPT のサブスク)の3点です。

4つとも、同じ5か所で動く

エディタ・IDE
Cursor:自社のエディタ
Claude Code:VS Code 系・JetBrains
Copilot:VS Code・JetBrains ほか多数
Codex:VS Code 系ほか
端末(CLI)
Cursor:Cursor CLI
Claude Code:Claude Code CLI
Copilot:Copilot CLI
Codex:Codex CLI
デスクトップアプリ
Cursor:Agents Window
Claude Code:Claude デスクトップ
Copilot:GitHub Copilot app
Codex:ChatGPT デスクトップ
クラウド
Cursor:Cloud Agents
Claude Code:claude.ai/code
Copilot:Copilot cloud agent
Codex:Codex cloud
スマホ
Cursor:iOS アプリ
Claude Code:Claude アプリ
Copilot:GitHub Mobile
Codex:ChatGPT アプリ

2026年9月22日時点。細かい条件と出典は2章の表にあります。

2026年10月16日更新:Cursor が10月12日から、Grok・X と一体の料金プラン「The X Subscription」に替わったので、Cursor の料金・使用量の数え方・組織向けプランを直しました。

2026年9月22日に全面改稿しました。旧版の「4つは種類が違う」「Copilot が最安」「OpenAI は Codex が Claude Code より約4倍トークン効率が良いと主張」などの記述は、現在の公式情報と合わない、または一次資料で確かめられないため訂正・削除しています。どこをどう直したかは記事の末尾にまとめました。
2026年9月26日に更新しました。Claude Opus 5.5(9月22日)と GPT-6 Sol・Luna(9月23日)の登場に合わせて、4章のモデルの一覧と Claude Code の既定モデルを直し、OpenAI が Cursor へのモデル提供を2026年11月12日に止める予定であることを書き足しました。

1. 結論——差は「動く場所」でなく、モデル・料金・本拠地に出る

先に全体を1枚にまとめます。条件と出典は2章以降で1つずつ確かめます。

比べる点CursorClaude CodeGitHub CopilotCodex
開発元Anysphere(2026年8月に SpaceX が買収)AnthropicGitHub(Microsoft)OpenAI
本拠地自社のエディタClaude のサブスクと端末GitHub(Issue と PR)ChatGPT のサブスク
使えるモデル複数社+自社モデルClaude だけ複数社OpenAI だけ
無料で使えるか使える(Free。利用制限あり、Cursor のモデルだけ)使えない(API キーの従量課金なら可)使える(Free。補完は月2,000回まで)使える(Free と Go $8)
個人向け有料プラン(月額)Plus $8/Premium $30/Super $100/Ultra $200Pro $20/Max $100・$200Pro $10/Pro+ $39/Max $100Go $8/Plus $20/Pro $100・$200
使用量の数え方週ごとの利用枠(Grok と共通)。他社モデルは枠の外で API 定価5時間ごとの枠+週の枠月ごとの AI クレジット(1クレジット=$0.01)5時間あたりの目安+週の枠
超えたとき前払いのクレジットで同じ単価のまま続行使用量クレジット(標準 API 料金)追加の AI クレジットを購入ChatGPT のクレジットを購入
PR の自動レビューBugbot(Pro 以上・使った分の課金)管理型は Team・Enterprise。個人は GitHub Actions でCopilot code review(有料プラン)Plus 以上に含まれる

選び方は、①すでに払っているサブスク、②使いたいモデル(1社に決めるか、複数社を行き来したいか)、③仕事の中心がどこにあるか(エディタか、GitHub か、端末か)の順に見れば、たいてい決まります。場面ごとの答えは7章にあります。

2. 「エディタ/プラグイン/CLI/クラウド」の分け方が使えなくなった

2025年から2026年にかけて、4社はそれぞれ「足りなかった入口」を埋めました。日付が公式に確かめられるものだけを並べます。

2025年4月4日〜7月16日
Copilot の agent mode が VS Code の全利用者へ展開を開始し、JetBrains・Eclipse・Xcode では7月16日に一般提供に。「補完のプラグイン」から、エディタの中で自走するエージェントになった
2025年9月25日
Copilot coding agent(現在の名前は Copilot cloud agent)が有料プランで一般提供に。Issue を渡すと GitHub Actions 上の環境で作業して PR を作る
2026年2月25日
Copilot CLI が一般提供に。端末で動くエージェントで、先頭に & を付けるとクラウドの agent に作業を渡せる
2026年4月2日
Cursor 3 で Agents Window が一般提供に。エディタとは別の、並列のエージェントを手元とクラウドで管理する画面
2026年6月17日
GitHub Copilot app(macOS・Windows・Linux)が一般提供に。7月7日には Free を含む全プランで使えるようになった
2026年7月9日
旧 Codex アプリが ChatGPT デスクトップアプリに統合

出典: GitHub Blog(2025年4月4日)・GitHub Changelog(2025年7月16日)・同(2025年9月25日)・同(2026年2月25日)・同(2026年6月17日)・同(2026年7月7日)/Cursor「Agents Window」/Codex「What's new」

その結果、入口ごとに並べるとこうなります。

入口CursorClaude CodeGitHub CopilotCodex
エディタ・IDE自社のエディタ(VS Code の設定・拡張を取り込める)。JetBrains 系は ACP 経由で、有料プランが必要VS Code と Cursor など VS Code 系のエディタ、JetBrains 系VS Code・Visual Studio・JetBrains 系・Eclipse・Xcode などVS Code・Cursor・Windsurf。JetBrains と Xcode は各 IDE 側の統合機能から
端末(CLI)Cursor CLI(agent コマンド)。macOS・Linux・WindowsmacOS・Windows・LinuxCopilot CLI。macOS・Linux・WindowsmacOS・Linux・Windows
デスクトップアプリCursor の Agents WindowClaude デスクトップアプリの Code タブGitHub Copilot appChatGPT デスクトップアプリの Codex
クラウドCloud Agents(旧 Background Agents)。有料プランが必要claude.ai/code。Pro・Max・Team と、Enterprise の一部の席Copilot cloud agent。GitHub Actions 上の一時的な環境で動くCodex cloud。Plus・Pro・Business・Enterprise
スマホiOS アプリ(Android は Web 版をアプリとして追加)Claude アプリ(iOS・Android)GitHub MobileChatGPT アプリ

出典: Cursor「CLI」・Cloud Agents・Cursor for iOS・JetBrains/Claude Code「Platforms and integrations」・Use Claude Code in the cloud/GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」・About Copilot cloud agent・Usage-based billing for individuals(対応 IDE の一覧)/Codex「IDE extension」・Pricing(いずれも2026年9月22日に確認)

4つは互いに入れ子になっている

もう1つ、旧版の「4種類」を崩している事情があります。4つは排他的な製品ではなく、互いの中で動きます。

  • Cursor の中で Claude Code と Codex が動く:どちらの IDE 拡張も、Cursor を対応エディタとして挙げています
  • Copilot の中から Claude と Codex を呼べる:GitHub 上で Issue をサードパーティのエージェント(Anthropic Claude・OpenAI Codex)に割り当てられます(パブリックプレビュー)
  • Cursor と Copilot では Claude と GPT のモデルを選べる:同じ Claude Opus を、Cursor・Copilot・Claude Code のどれからでも使えます(Copilot では Pro+・Max・Business・Enterprise。Pro $10 では Opus 系を選べない)

出典: GitHub Docs「About third-party coding agents」・Claude Code「VS Code」

つまり「どれか1つ」を選ぶ問いは、実際には「どの画面で作業し、どのモデルに、どの会社の料金体系で払うか」という3つの問いに分かれます。

3. 本拠地——どこから使い始めると自然か

どれもほぼ同じ場所で動くとはいえ、各社がいちばん作り込んでいる場所は違います。そこが、使い始めたときの手数の差になります。

Cursor:エディタそのもの

Tab 補完(有料プランは無制限)、エディタの中のエージェント、並列のエージェントを手元とクラウドの間で受け渡す Agents Window が1つのアプリに入っています。VS Code の設定・キー割り当て・拡張を取り込めますが、拡張は Open VSX から入れるため、VS Code Marketplace にしか無いものは使えないことがあります。

Copilot:GitHub

Issue を Copilot に割り当てると、cloud agent が GitHub Actions 上の環境で作業し、PR を作ってレビューを頼んできます。PR のコメントで直させるのも、PR の自動レビューも GitHub の画面のまま。使っている IDE を変えずに入れられる範囲も4つの中で最も広いです。

Claude Code:Claude のサブスクと端末

Claude の Pro・Max に含まれ、チャットと同じ枠を使います。公式ドキュメントは入口の比較表で端末(CLI)だけを「すべての機能がそろう」と書いており、スクリプトからの実行と Agent SDK は CLI だけの機能です。デスクトップ・IDE・クラウドは、同じエンジンを別の画面から使う形です。

Codex:ChatGPT のサブスク

ChatGPT の Free と Go から含まれ、仕事向けエージェントの ChatGPT Work と同じ枠を使います。ChatGPT をすでに使っている人は、追加の契約なしで始められます。CLI は Apache-2.0 で公開されています。

出典: Cursor「Migrate from VS Code」・Models & Pricing/GitHub Docs「About Copilot cloud agent」/Claude Code「Platforms and integrations」/Codex「Pricing」・Open Source

Cursor 単体の機能と料金はCursor の解説、Copilot 単体はGitHub Copilot の解説で詳しく扱っています。Claude Code と Codex の2つだけを細かく比べたい人は、Claude Code vs Codex の比較にサンドボックスや画面操作の条件までまとめました。

4. 使えるモデル——複数社から選べる2つ、自社だけの2つ

4つを分けるいちばん大きな線はここです。Cursor と Copilot は複数社のモデルを切り替えられ、Claude Code は Claude のモデルだけ、Codex は OpenAI のモデルだけで動きます。

ツール選べるモデル(2026年9月26日時点)自動選択
CursorClaude(Fable・Opus・Sonnet・Haiku)、OpenAI の GPT(GPT-5.6 の Sol・Terra・Luna まで。GPT-6 系は一覧に無い)、Gemini(Pro・Flash)、Kimi、Muse Spark など。加えて自社のモデル(Composer と、SpaceXAI と共同で学習した Grok)。OpenAI は停止日として2026年11月12日を提案している(正式な日は未確定。下で説明)Auto。タスクに応じて振り分ける Cursor Router は、いまは Teams・Enterprise だけ
Claude CodeClaude だけ。既定は Pro・Max・Team・Enterprise とも Opus(2026年9月時点は Opus 5.5)。最上位の Fable は既定にならず、長く自律して動く作業向けに自分で選ぶ(プランによっては使用量クレジットでの課金になる)—
GitHub CopilotClaude(Fable・Opus・Sonnet・Haiku)、OpenAI の GPT(GPT-6 の Astra・Sol・Luna、GPT-5.6 など)、Gemini、Grok、Kimi、Microsoft の MAI-Code など。個人の Pro では Opus・Fable と GPT-6 の Astra・Sol を選べず、Pro+ 以上が必要。2026年11月16日に Claude Opus 4.8・Opus 5 と GPT-5.6 Terra が廃止される(後継は Opus 5.5、GPT-6.1 Sol か GPT-6 Luna。Opus 4.8 は個人の年払いプランでは残る。GitHub の発表)あり。Free と Student は自動選択だけ。有料プランは自動選択にするとモデル料金が10%引き
CodexOpenAI だけ。GPT-6 の Astra・Sol・Luna(公式の推奨は、普段と複雑なコーディングに Sol、決まった作業の繰り返しに Luna、いちばん難しい作業に Astra)。Sol は2026年9月29日公開の GPT-6.1 Sol が Codex CLI 0.159.1 から既定(Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu が対象で Free と Go は対象外。ChatGPT のチャットでは使えない)で、GPT-6 Sol も選べる。GPT-5.6 の Sol・Terra・Luna も移行期間中は残る。Free と Go はデスクトップアプリで GPT-6 Luna(順次提供)。GPT-5.5 は2026年10月14日に退役クラウドのチャットはモデルを選べない(2026年9月26日時点、ChatGPT のプランでは GPT-5.6 Sol を使う)

出典: Cursor「Models & Pricing」・Cursor Router/Claude Code「Model configuration」/GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」・Usage-based billing for individuals・Models and pricing/Codex「Models」・Pricing(いずれも2026年9月26日に確認)

判断の分かれ目は、使いたいモデルが1社に決まっているかどうかです。決まっているなら、そのモデルの会社のツール(Claude Code か Codex)がサブスクの枠をそのまま使えて素直です。複数社を行き来したい、新しいモデルが出るたびに試したいなら、Cursor か Copilot のほうが1つの契約で済みます。各モデルの詳細はClaude Opus 5.5・GPT-6 Astra・GPT-6 Sol・Lunaの記事に、各社の現行モデルの一覧は主要モデルの知識カットオフ日一覧にあります。

Cursor では OpenAI のモデルが止まる予定

Cursor は2026年8月14日に SpaceX に買収されました。これを受けて OpenAI は8月28日、Cursor へのモデル提供の契約を終える意向を SpaceX に通知し、停止日を2026年11月12日と提案しています。あわせて、それまでの間も新しいモデルは Cursor に提供しないとしています。11月12日はあくまで OpenAI の提案で、OpenAI のヘルプは、正式な終了日は両社で確定したら知らせるとし、Cursor がそれより早く提供を終える可能性もあるとしています。2026年9月26日時点の Cursor のモデル一覧に GPT-6 系が無いのはこのためです。Cursor で GPT のモデルを主に使っているなら、提供が止まったあとは Claude・Gemini・Cursor 自社のモデルに切り替えるか、GPT は Codex か Copilot から使うことになります。Cursor の中で使い続けたい場合について、OpenAI のヘルプは自分の OpenAI API キーを登録する方法も案内しています。この方法なら Cursor の手元の Chat と Agent で、API の料金で使えます(出典: OpenAI「Our decision on Cursor following its acquisition by SpaceX」・Cursor「Cursor is now a part of SpaceX」・OpenAI ヘルプ「Using OpenAI models in Cursor」)。

「同じモデル」でも、減る枠は別

Cursor や Copilot で Claude のモデルを選んだとき、減るのは Cursor・Copilot 側の枠です。Cursor は他社モデルを週の利用枠に含めず、Premium 以上のプランで 各社の API 定価で前払いのクレジットから差し引きます(Plus と Free では他社モデルを使えません)。Copilot も AI クレジットを モデルごとのトークン単価で差し引きます。たとえば Claude Opus 5.5 は、Cursor でも Copilot でも入力100万トークンあたり$4・出力$20で計算されます(Cursor は2026年10月16日、Copilot は9月26日に確認)。Claude の Pro・Max の枠や、ChatGPT の Plus・Pro の枠が使われるわけではありません。

文脈の長さは比較表から外した

旧版の表には「文脈窓 200K(Max Mode で最大1M)」「約400K」のような行がありました。しかし使える長さはツールではなくモデルとプランの設定で決まり、モデルが替わるたびに変わります。Cursor の Max Mode は、いまは旧来のリクエスト単位の料金プランだけの機能です。そのため、ツールの比較からは外しました。

5. 料金——無料枠・入口・上位プラン・超えたとき

個人向けの月額を、価格の段ごとに並べます。

月額(米ドル)CursorClaude(Claude Code)GitHub CopilotChatGPT(Codex)
$0Free:利用制限あり。Cursor のモデルだけFree:Claude Code は含まれないFree:補完は月2,000回まで、モデルは自動選択だけ。認証済みの学生は StudentFree:短い作業で試す位置づけ
$8Plus:Cursor と Grok のモデルだけ(他社モデルは使えない)。X の特典つき——Go:軽いコーディング作業向け
$10——Pro(一部の教員・人気 OSS のメンテナは無料)—
$20—Pro(年払いなら月$17相当)—Plus
$30Premium:Plus の4倍の枠。他社モデルは API 定価で別払い———
$39——Pro+—
$100Super:Plus の15倍の枠Max 5x(Pro の5倍の枠)MaxPro(Plus の5倍の枠)
$200Ultra:Plus の50倍の枠Max 20x(Pro の20倍の枠)—Pro(Plus の20倍の枠)。2026年9月10日から新規登録とアップグレードを一時停止中

Cursor は2026年10月12日から、Grok・X と一体の The X Subscription の5段階です。旧来の Hobby・Pro($20)・Pro+($60)・Ultra は、すでに契約している人だけが続けられます。年払いは Plus $80・Premium $300・Super $1,000・Ultra $2,000(月払いの約17%引き)。出典: Cursor 料金ページ・Cursor「Models & Pricing」・SpaceXAI「Introducing The X Subscription」(Cursor は2026年10月16日に確認)/Claude 料金ページ/GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」/Codex「Pricing」・OpenAI ヘルプ「About ChatGPT Pro tiers」(Cursor 以外は2026年9月22日に確認)

「安い」は比べ方で入れ替わる

月額だけで比べると、有料の最安は Cursor の Plus と Codex の Go(どちらも$8)、次が Copilot Pro($10)、Claude の Pro は$20です。ただし Cursor の Plus で使えるのは Cursor と Grok のモデルだけで、Claude や GPT を使うには Premium($30)が要ります。旧版の「Copilot が最安」は、この点で誤りでした。

ただし、払った額でどれだけ作業できるかは、この表からは比べられません。枠の単位が4社でそろっていないからです。

  • Copilot:月の枠を金額で公表しています。Pro は1,500クレジット($15分)で、うち500は「モデルの価格や効率に合わせて変わる」上乗せ分です。Pro+ は7,000、Max は20,000。減り方は各モデルの API 定価どおりです
  • Cursor:自社のモデル(Grok・Composer)の週の枠を「Plus の何倍か」で示し(Premium 4倍・Super 15倍・Ultra 50倍)、金額では示していません。他社モデルは枠の外で、API 定価で前払いのクレジットから払います
  • ClaudeとCodex:枠を金額では示していません。OpenAI は「5時間で何通」の目安をモデル・プラン別に出していますが、固定の上限ではないと注記しています

その代わりに参考になるのが、各社が自分でどのプランを誰に勧めているかです。Cursor は Premium をエージェントを使い始めた人、Super を毎日使う人、Ultra を複数のエージェントや自動化を回す人に勧めています。OpenAI は Plus を「週に数回の集中したコーディング」向けと説明し、Anthropic は Max を「一日中 Claude と働く人」向け、GitHub は Copilot Max を「大量の利用を続ける人」向けとしています。毎日エージェントに作業を任せるつもりなら、$10〜$20 の入口では足りなくなる前提で、1〜2か月は使用量の画面を見ながら上のプランを検討するのが現実的です。

上限の数え方は4通り

枠の単位戻るタイミング超えたら
Cursor週の利用枠(自社のモデル用。Grok と共通)。他社モデルは枠の外週ごと前払いのクレジット(自動チャージも可)で同じ単価のまま続行、リセットを待つ、または上のプランへ。旧プランは月の枠2つとオンデマンド利用のまま
Claude Code5時間ごとの枠と週の枠。チャット・デスクトップと共通5時間ごと/週ごと使用量クレジットを有効にすれば標準の API 料金で続行
GitHub Copilot月の AI クレジット。補完と次の編集の候補は、有料プランなら無制限でクレジットを使わない毎月1日 0時(UTC)予算を設定して追加分を払う(個人は上限がかかることがある)、または差額だけ払って上のプランへ
Codex5時間あたりの目安と週の枠。ChatGPT Work と共通5時間ごと/週ごとChatGPT のクレジットを買って続行

出典: Cursor「Usage and limits」/Anthropic ヘルプ・使用量クレジット/GitHub Docs「Usage-based billing for individuals」・GitHub Changelog(2026年6月1日)/Codex「Pricing」

違いが実感として出るのは、枠に当たったときです。月単位の Cursor と Copilotは、月の途中で使い切ると、払って続けるか、翌月まで待つかになります。5時間と週の2段の Claude Code と Codexは、5時間の枠なら数時間で戻りますが、週の枠に当たると次の区切りまで止まります。どちらも、超えた分を払えば続けられる点は同じです。Claude Code 側で枠に当たったときの表示と対処は「You've hit your session limit」の記事にまとめています。

Copilot は2026年6月1日に、上位モデルの利用を月の回数(プレミアムリクエスト)で数える方式から、トークンの消費を各モデルの公開 API 単価で換算する AI クレジットに切り替わりました。基本の月額(Pro $10 など)は変わっていません。年払いの Pro・Pro+ は、契約が切れるまで従来の方式のままです(GitHub Blog)。

チーム・会社で入れるとき

組織向けプラン(1人あたり月額)
CursorTeams:Premium $30・Super $100・Ultra $200(個人と同じ価格と枠。Plus は選べない)。他社モデルは API 定価に100万トークンあたり$0.25の上乗せ。Enterprise は要相談(旧 Standard $40・Premium $120 は既存の契約者だけ)
ClaudeTeam:Standard $20(年払い。月払いは$25)・Premium $100(月払いは$125)。Enterprise は席$20(年払い)+API レートの利用料
GitHub CopilotBusiness $19・Enterprise $39
ChatGPT(Codex)Business $20(2人以上・年払い。月払いは$25)。Enterprise・Edu は要相談

出典: Cursor「Models & Pricing」/Claude 料金ページ/GitHub Docs・GitHub Changelog(2026年8月28日)/Codex「Pricing」

Copilot の Business と Enterprise は、カードや PayPal で払う組織について、新規の受け付けを2026年9月1日から順に再開し、10月1日からは既存の組織も含めて席の料金を前払いにする、と告知しています。会社で入れるときは、料金の額だけでなく支払い方と、使った分を誰が承認するかまで決めておくと後で揉めません。

もう1つ、Copilot の Business・Enterprise では、2026年9月24日に新機能の既定ポリシー(Default policy for new features)が加わり、2026年10月22日に発効します。管理者がまだ設定していない一般提供の機能は、選んだ既定(Enabled・Disabled・Let organizations decide)に従うようになります。明示的に有効・無効にした機能はそのまま、プレビュー中の機能は申し込み制のままです。新しいモデルも、全体の既定をオフにするか個別に止めない限り自動で有効になります。既定は発効前から選べるので、止めておきたい機能がある組織は先に決めておけます(GitHub Changelog)。

6. GitHub の PR とレビュー——差がいちばん残っている場所

動く場所がそろったいまも、GitHub の Issue と PR をどこまで GitHub の画面の中で回せるかには差が残っています。

作業させて PR を作るPR を自動でレビューさせる
CursorCloud Agents が GitHub・GitLab・Bitbucket・Azure DevOps から複製して作業。PR や Issue に @cursor とコメントしても始められるBugbot(Pro 以上。使った分の課金)。GitHub・GitLab・Bitbucket・Azure DevOps に対応。Teams・Enterprise では、PR ごとに悪用できる脆弱性を報告する Security Review と、変更のデプロイ後の状態を環境ごとに PR へ報告する Rollouts も使える(2026年9月23日から)
Claude Codeクラウドのセッションは、複製と PR 作成に GitHub が必要管理型の Code Review は Team・Enterprise 向けの研究プレビュー。個人は GitHub Actions で @claude
GitHub CopilotIssue を Copilot に割り当てる、PR で @copilot と頼む。GitHub Actions 上の環境で動くCopilot code review。2026年6月1日から、非公開リポジトリでは Actions の実行時間も使う。Free は VS Code で選んだ範囲のレビューだけ
CodexCodex cloud。GitHub と GitLab(ベータ)に対応。GitHub・Linear・Slack から始められるPlus 以上に自動コードレビューが含まれる

出典: Cursor「Cloud Agents」・Bugbot・Cursor Changelog(2026年9月23日)/Claude Code「cloud」・Code Review・GitHub Actions/GitHub Docs「Plans」・GitHub Changelog(2026年6月1日)/Codex cloud・Pricing

チームの仕事が GitHub の Issue→PR→レビューで回っているなら、いちばん手数が少ないのは Copilotです。担当者を選ぶ欄で Copilot を選べば作業が始まり、同じ画面でレビューまで済みます。しかも先に書いたとおり、同じ欄から Claude や Codex のエージェントに割り当てることもできます(パブリックプレビュー)。逆に、GitLab・Bitbucket・Azure DevOps のリポジトリが混ざっているなら、GitHub・GitLab・Bitbucket・Azure DevOps のすべてに Cloud Agents と Bugbot が対応している Cursorが扱いやすくなります。

7. どれを選ぶか——8つの場面で判断する

ここまでの条件を、よくある場面に当てはめます。当てはまるものが複数あるときは、上にあるものを優先してください。

Claude か ChatGPT をすでに払っている
→ 付いてくる方から

Claude Pro には Claude Code、ChatGPT の各プランには Codex が含まれます。追加の支払いなしで1〜2週間使い、不満が具体的になってから他を検討します。

まず無料で試したい
→ Codex・Copilot・Cursor の無料プラン

3つに無料プランがあり、どれも量は小さめです。Claude Code だけは有料プランか、API キーの従量課金が必要です。

複数社のモデルを行き来したい
→ Cursor か Copilot

1つの契約で Claude・GPT・Gemini などを切り替えられます。どちらも他社モデルは API 定価で枠が減るので、重いモデルばかり使うと枠の減りは速くなります。GPT も使いたいなら、Cursor では OpenAI のモデルが止まる予定である点に注意してください(OpenAI が提案した停止日は2026年11月12日で、正式な日は未確定。4章)。

GitHub の Issue と PR で仕事が回っている
→ Copilot

割り当て・作業・PR・レビューが GitHub の画面の中で完結します。Claude や Codex のエージェントを同じ欄から呼ぶこともできます(パブリックプレビュー)。

エディタごと AI 前提のものに移ってよい
→ Cursor

補完・エディタ内のエージェント・並列のクラウド作業が1つのアプリにそろいます。移る前に、手放せない拡張が Open VSX にあるかを確かめてください。

Visual Studio・Eclipse・Xcode を離れたくない
→ Copilot

対応する IDE が4つの中で最も広いです。JetBrains 系なら Claude Code の拡張も、Cursor の ACP 経由(有料)も選べます。

毎日長時間エージェントを回す
→ 上位プランを使うモデルで選ぶ

$100 帯は Cursor Super・Claude Max 5x・ChatGPT Pro・Copilot Max。$200 帯でいま新しく入れるのは Cursor Ultra と Claude Max 20x です(ChatGPT Pro 20x は2026年9月10日から新規停止中)。

チームで複数のツールが混ざっている
→ AGENTS.md を共通の正本に

Cursor・Copilot・Codex は AGENTS.md を読みます。Claude Code は CLAUDE.md が無ければ AGENTS.md を読み、CLAUDE.md を置くなら1行目に @AGENTS.md と書いて取り込みます。

出典: Cursor「Rules(AGENTS.md)」/GitHub Docs「Adding repository custom instructions」/Codex「AGENTS.md」/Claude Code「memory」

指示ファイルを書いたのに守られないときの確かめ方は、AI がルールを無視する原因と対応策にまとめています。

8. 併用のしかたと、自分のリポジトリでの比べ方

4つは互いの中で動くので、併用は難しくありません。よくある組み合わせと、それぞれの理由です。

Cursor + Claude Code か Codex

画面は Cursor、重い作業はサブスクの枠で。Claude Code と Codex の拡張はどちらも Cursor で動くので、エディタを切り替えずに済みます。費用は Cursor と各サブスクの合計です。

Copilot + Claude Code か Codex

PR のレビューと小さな Issue は GitHub 上の Copilot に、手元での大きな変更は端末のエージェントに。GitHub の流れを変えずに済む組み合わせです。

Claude Code + Codex

モデルの会社を分けて持つ組み合わせです。Claude Pro と ChatGPT Plus で月$40。片方の枠が尽きたらもう片方で続けられます。

どの組み合わせでも、2つのエージェントに同じ作業フォルダを同時に書かせないことだけは守ってください。互いの変更を上書きし合うおそれがあります。並行させるなら worktree でフォルダを分けます。デプロイまで含めた実際の流れはClaude Code と Cursor で Vercel にデプロイする手順が参考になります。

30分でできる比べ方

ベンチマークより当てになるのは、自分のリポジトリで同じ課題を解かせた結果です。4つのうち気になる2〜3個で、次の手順を試してください。

  1. 課題を3つ選ぶ:①小さなバグ修正、②既存の関数へのテスト追加、③2〜3ファイルにまたがる小さな機能追加。答えが自分で分かっているものにする
  2. 条件をそろえる:同じコミットから別々のブランチ(または worktree)を切り、同じ AGENTS.md を読ませ、同じ文面で頼む
  3. モデルもそろえると「道具の差」が見える:Cursor・Copilot・Claude Code で同じ Claude のモデルを選べば、違いはモデルでなく道具の作りから来ていると分かる(Copilot で Opus を選ぶには Pro+ 以上が要る。Pro なら Sonnet でそろえる)
  4. 見るのは4つ:テストが通ったか/差分が必要最小限か/途中で何回手を入れたか/使用量の画面で枠がどれだけ減ったか
  5. 1回で決めない:同じ課題でも結果はぶれるので、気になった課題だけもう一度やり直して傾向を見る

差が出なければ、ツールはどれでも構いません。その場合は、料金と本拠地(3章と5章)で決めるのがいちばん速い判断です。4つの具体的な使い分けを手を動かしながら学ぶなら、AIコーディング実践講座 第3章「Cursor・Copilot・Codexを比べて使い分ける」も用意しています。

9. ベンチマークの比較表を載せない理由

旧版には「Claude Code は SWE-bench Verified 系で上位」「複雑作業に最強」といった書き方がありました。当サイトはClaude Code vs Codex の比較や各モデルのリリース記事と同じく、同じ発行元が同じ物差しで測った値しか並べない方針なので、これらは削除しました。4ツールの比較では、とくに次の2点があてはまります。

① 測っているのはモデル

発表される点数はモデルの成績です。Cursor と Copilot は複数社のモデルを使うので、「Cursor の点数」「Copilot の点数」というものは、そもそもありません。

② 物差しと時期がそろわない

各社が発表に選ぶテストの組み合わせは違い、新しいモデルが出るたびに順位も入れ替わります。別々の発表から拾った数字を1つの表に並べても、同じ条件の比較になりません。

同じ理由で、旧版にあった「OpenAI は Codex が Claude Code より約4倍トークン効率が良いと主張している」という一文も削除しました。OpenAI の公式の発表・ドキュメントで、この主張を確かめられなかったためです。

まとめ

Cursor・Claude Code・GitHub Copilot・Codex は、2026年9月時点で4つとも端末・IDE・デスクトップ・クラウド・スマホで動き、互いの中でも動きます。「エディタ/プラグイン/CLI/クラウド」という種類の違いで選ぶ時期は終わりました。

いま選び分ける軸は3つです。使いたいモデルが1社なら、その会社の Claude Code か Codex。複数社を行き来するなら Cursor か Copilot。そのうえで、仕事の中心が GitHub なら Copilot、エディタごと任せたいなら Cursor。料金は月額だけでは比べられないので、無料枠や入口のプランで1〜2週間使い、使用量の画面で自分の「重さ」を測ってから上げてください。

関連記事:Claude Code vs Codex、Cursor とは、GitHub Copilot とは、翻訳ならどっち+おすすめモデル、Claude と ChatGPT の料金比較。

FAQ

Q1. 結局、最初の1つはどれがいいですか?

すでに Claude か ChatGPT を払っているなら、付いてくる Claude Code か Codex からです。何も払っていないなら、無料プランのある Codex・Copilot・Cursor から、仕事の中心に近いもの(GitHub なら Copilot、エディタなら Cursor、ChatGPT をよく使うなら Codex)を選んでください。判断の順番は7章にまとめています。

Q2. いちばん安いのは Copilot ではないのですか?

月額で見た有料の最安は、ChatGPT の Go($8)に含まれる Codex です。Copilot Pro($10)はその次です。ただし4社は枠の単位が違うので、同じ額でどれだけ作業できるかは表からは比べられません。Copilot の Pro に含まれるのは API 定価で$15分の AI クレジットで、重いモデルで長い作業をさせるほど早く減ります。詳しくは5章にあります。

Q3. Cursor で Claude のモデルが使えるなら、Claude Code は要りませんか?

同じモデルでも、減る枠と道具の作りが違います。Cursor で Claude を使うには Premium 以上が要り、API 定価の分を前払いのクレジットから払います。Claude の Pro・Max の枠は使われません。Claude のサブスクをすでに払っているなら Claude Code を使うほうが追加の費用はかかりません。どちらが自分の作業に合うかは、8章の手順で同じモデルを選んで比べるのが確実です。

Q4. Codex で GPT-5.5 を使っています。どうなりますか?

GPT-5.5 は2026年10月14日に ChatGPT・ChatGPT Work・Codex のすべてのプランから退役しました。OpenAI の API と、API キーでサインインした Codex は対象外です。OpenAI は、設定で gpt-5.5 を指定している箇所を、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu では GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol)に、Free と Go ではデスクトップアプリの GPT-6 Luna(gpt-6-luna)に置き換えるよう案内しています(Codex「Models」、2026年10月16日に確認)。なお、Copilot と Cursor のモデル一覧には、2026年9月26日の時点で GPT-5.5 が残っています。

旧版からの訂正

この記事の旧版の記述のうち、現在の公式情報と合わないもの、一次資料で確かめられないものを次のとおり直しました。

旧版の記述9月22日の改稿時点(その後の変更は本文)
4つは「種類」が違う(Cursor=エディタ、Copilot=IDE のプラグイン、Claude Code=ローカルの CLI、Codex=クラウド)4つとも端末・IDE・デスクトップアプリ・クラウド・スマホで動く(2章)。Copilot CLI は2026年2月25日、GitHub Copilot app は2026年6月17日に一般提供
「4強」「最強」「最高のAIエディタ」「最も普及した最安の定番」などの格付け同じ物差しで比べた根拠が無いため削除
Copilot は$10〜で最安有料の最安は ChatGPT の Go($8)で使える Codex。無料プランは Cursor・Copilot・Codex にある
Copilot のユーザー数は公称1,500万1,500万は Microsoft が2025年4月の決算説明会で示した数字。その後、2025年7月30日の説明会で2,000万、2026年7月29日の説明会で5,000万と説明(Microsoft 決算説明会)。どの数え方の利用者数かは説明会では示されていない
Copilot の agent mode は2026年3月に一般提供VS Code では2025年4月に全利用者への展開を開始、JetBrains・Eclipse・Xcode では2025年7月16日に一般提供
OpenAI は Codex が Claude Code より約4倍トークン効率が良いと主張OpenAI の一次資料で確認できないため削除
Codex のモデルは GPT-5.5 系GPT-6 Astra と GPT-5.6(Sol・Terra・Luna)。GPT-5.5 は2026年10月14日に Codex から退役
Cursor はモデルルーターで Claude・GPT・Gemini・DeepSeek をタスクごとに切り替えるタスクに応じて振り分ける Cursor Router は Teams・Enterprise だけ。DeepSeek は現在の料金表に無い
文脈窓の行(Cursor 200K・Max Mode で最大1M、Codex 約400K など)長さはモデルとプランで決まり、Cursor の Max Mode は旧来のリクエスト単位の料金プランだけの機能になったため削除
上位プランの欄に Cursor Pro+ と Copilot Max の価格が無いCursor Pro+ は$60、Copilot Max は$100
Claude Code は SWE-bench Verified 系で上位。Opus 4.8 世代で正直さも向上同じ物差しの比較ではないため削除(9章)。Claude Code の既定モデルは Max で Opus 5、Pro で Sonnet 5(v2.1.280 より前の既定。いまは Pro・Max とも Opus 5.5=4章)
生産性の高い開発者は「IDE 系1つ+ターミナル系1つ」を併用している観察の根拠が示せないため削除。組み合わせ方は理由つきで8章に

残した記述もあります。Copilot の Pro $10・Pro+ $39 と、2026年6月1日に従量制(AI クレジット)へ移ったこと、Codex の Go $8・Plus $20・Pro $100・$200、Claude の Pro $20・Max $100・$200 は、いまも正しいので残しました。

出典

いずれも2026年9月22日に公式ページの原文を取得して照合し、モデルの一覧・既定値・クラウドの提供範囲は2026年9月26日に取り直しました。料金・プラン・提供条件は変わることがあるので、契約の前に各社のページで確かめてください。