Claude Haiku 5.5(モデルID claude-haiku-5-5)は、Anthropic が2026年10月7日に公開した Claude の軽量モデルです。分類・抽出・振り分け・サブエージェントのような、量が多く、速さが要る仕事のために作られています。単価は前の Haiku 4.5 の10分の1(1回のプロンプトが10万トークンまでの場合)になり、文脈は1Mトークンに広がりました。その一方で、Haiku 4.5 向けに書いたコードには、そのままでは400エラーになる書き方がいくつかあります。この記事では、何ができて・いくらで・いつ選ぶべきかと、切り替えるときの注意を、2026年10月15日に原文で確かめた公式ドキュメントと発表をもとにまとめます。

料金(100万トークンあたり)

入力 $0.10・出力 $0.50

1回のプロンプトが10万トークンまでの単価。超えると $0.50・$2.50 になる。

性能の位置

Haiku 4.5 と Sonnet 5.5 の間

Anthropic の発表では、多くの指標で Haiku 4.5 を大きく上回り、Sonnet 5.5 には届かない。

切り替えの注意

400エラーになる書き方がある

思考の予算・temperature・プリフィルなど。同じ文でトークンも約30%多く数える。

出典:Claude Haiku 5.5(Claude Platform 公式ドキュメントのモデルのページ)、What's new in Claude Haiku 5.5、Introducing Claude Haiku 5.5(Anthropic の発表)。2026年10月15日確認。

1. 基本の仕様と、Haiku 4.5 からの変化

公式のモデル一覧で、Haiku 5.5 は Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5 と並ぶ現行のモデルの1つです。比べた速さ(Comparative latency)は「Fastest」、つまり現行の中でいちばん速い扱いです。前の Haiku 4.5 と並べると、次のように変わりました。

項目Haiku 5.5Haiku 4.5
モデルID(Claude API)claude-haiku-5-5claude-haiku-4-5
文脈の長さ1Mトークン200Kトークン
最大出力128Kトークン(Batch API はベータで300K)64Kトークン
思考適応的思考(既定でオン)拡張思考(予算を指定・既定でオフ)
effort5段階(既定は medium)なし
知識のカットオフ2026年6月2025年2月
入出力文章と画像を読み、文章を返す同じ
キャッシュできる最短のプロンプト512トークン4,096トークン
提供の終了2027年10月7日より前には終えない2026年10月15日より前には終えない

出典:Claude Haiku 5.5、What's new in Claude Haiku 5.5、Thinking、Model deprecations・Claude Haiku 4.5(いずれも Claude Platform 公式ドキュメント、2026年10月15日確認)。知識のカットオフは公式の「信頼できる知識のカットオフ」の値。他社のモデルとの比較は主要AIの知識カットオフ日一覧へ。

モデルIDには日付が付かず、別名(エイリアス)もありません。claude-haiku-5-5 がそのまま固定のIDです。Amazon Bedrock では anthropic.claude-haiku-5-5、Google Cloud・Microsoft Foundry・Claude Platform on AWS では claude-haiku-5-5 を使います。

Haiku 4.5 は、公式のモデル一覧で「Legacy models (still available)」、つまり更新はされないが引き続き使える旧モデルに移りました。Haiku 4.5 のページの状態は「Active (legacy)」です。提供終了の予定を載せるページ(Model deprecations)では、2026年10月15日時点の状態は「Active」のままで、終了は「2026年10月15日より前には行わない」とだけ書かれています。終了日が決まったわけではありませんが、新しく作るものは Haiku 5.5 で始め、Haiku 4.5 で動いているものは移す計画を立てておくのが安全です。

2. 料金——10万トークンの境目に注意

Haiku 5.5 の料金は、1回のリクエストのプロンプトの長さで2段階に分かれます。現行の他のモデルは1Mトークンまで同じ単価なので、この仕組みは Haiku 5.5 だけのものです。

100万トークンあたり入力出力キャッシュ読み取りキャッシュ書き込み(5分)
Haiku 5.5(プロンプトが10万トークンまで)$0.10$0.50$0.01$0.125
Haiku 5.5(プロンプトが10万トークン超)$0.50$2.50$0.05$0.625
Haiku 4.5$1$5$0.10$1.25
Sonnet 5.5$2$10$0.10$2.50
Opus 5.5$4$20$0.20$5

出典:Pricing(Claude Platform 公式ドキュメント、2026年10月15日確認)。Batch API は入出力とも半額で、Haiku 5.5 は10万トークンまで $0.05・$0.25、超えると $0.25・$1.25。

境目の数え方には決まりがあります。公式の料金ページによると、プロンプトの長さにはキャッシュから読んだ分と書いた分も含め、入力のトークンをすべて数えます。境目を超えたリクエストは、その一部がキャッシュに当たっていても、全体が高いほうの単価になります。判定はリクエストごとで、前のリクエストの単価が後から変わることはありません。

長い会話やエージェントは、気づかないうちに境目を超えます。会話を続けると、前のやり取りがすべて入力に積み上がります。Haiku 5.5 は前のターンの思考ブロックも文脈に残す(後述)ので、Haiku 4.5 より入力が増えやすくなっています。10万トークンを超えると単価は5倍です。それでも Sonnet 5.5 の4分の1ですが、「Haiku は10分の1」と見積もっていると外れます。

Anthropic の発表によると、Haiku 4.5 へのリクエストの約90%は、プロンプトが10万トークン以下でした。平均すると、Haiku 5.5 は Haiku 4.5 より約75%安く動かせる、と発表しています。単価は10分の1なのに75%にとどまる理由は発表に書かれていませんが、次に説明するトークンの数え方と思考の分が効いていると考えられます。

3. 同じ仕事をさせたらいくらか——4モデルの概算

単価の表だけでは、モデルを替えたときの請求額がつかみにくいので、1つの仕事で計算してみます。問い合わせの文を1万件、種類に振り分ける仕事で、1件あたり入力2,000トークン・出力200トークン(Haiku 4.5 で数えた値)とします。

ここで1つ補正が要ります。Haiku 5.5・Sonnet 5.5・Opus 5.5 は、Claude Opus 4.7 から使われている新しいトークナイザーで数えるので、公式ドキュメントによると同じ文が Haiku 4.5 より約30%多いトークンになります。そこで、新しいモデルは入出力とも1.3倍して計算しました(実際の増え方は文の中身で変わります)。

1万件の振り分けにかかる料金(概算)

Haiku 4.5 は入力2,000万・出力200万トークン、新しい3モデルは入力2,600万・出力260万トークンとして、2026年10月15日の公式の単価で計算。思考の分は含めていない。

Haiku 5.5$3.90
Haiku 4.5$30
Sonnet 5.5$78
Opus 5.5$156

トークンが3割増えても、Haiku 5.5 は Haiku 4.5 の約8分の1、Sonnet 5.5 の20分の1です。ただし、この計算には思考のトークンが入っていません。Haiku 5.5 は思考が既定でオンで、思考は出力として課金されます。振り分けのような単純な仕事では、effort を low にするか思考を切ると、この概算に近づきます。逆に、深く考えさせるほど出力が増え、差は縮みます。

モデルごとの料金をもっと広く比べたいときは、Claude の全モデルの料金と性能の比較を見てください。キャッシュの仕組みと効かない原因はプロンプトキャッシュの記事で説明しています。

4. 性能——Anthropic の発表の数字

以下はAnthropic が自社で測って発表した数字で、第三者が確かめたものではありません。測り方の詳細は Haiku 5.5 のシステムカードにあると発表に書かれています。発表の表から、Haiku 4.5・Sonnet 5.5 と並べやすい3つを抜き出しました。

OSWorld 2.1(コンピューターの操作・オフラインの部分集合)

Haiku 5.572.4%
Haiku 4.515.7%
Sonnet 5.583.9%

Humanity’s Last Exam(道具なし・幅広い分野の推論)

Haiku 5.545.9%
Haiku 4.510.2%
Sonnet 5.556.9%

Terminal-Bench 4.0(ターミナルでのエージェント的なコーディング)

Haiku 5.539.2%
Haiku 4.50.0%
Sonnet 5.570.6%

出典:Introducing Claude Haiku 5.5(Anthropic、2026年10月7日)の比較表。2026年10月15日確認。

読み方のポイントは2つあります。1つは、Haiku 4.5 からの伸びが大きいことです。コンピューターの操作や幅広い推論では、Haiku 4.5 の数倍の値になっています。もう1つは、Sonnet 5.5 との差が指標で大きく違うことです。コンピューターの操作では差が小さく、ターミナルでの長いコーディングでは大きく離れています。

Anthropic 自身も発表の中で、Terminal-Bench 4.0 が測るような複雑なエージェントのコーディングには Sonnet 5.5 と Opus 5.5 のほうが向いていて、Haiku 5.5 は範囲の狭い仕事(会話の圧縮・要約・サブエージェント)に最も向く、と書いています。発表にはこのほか、早期に試した企業のコメントとして、Haiku 4.5 より正答の評価が上がった・応答が速くなったという声が載っていますが、いずれも各社の自社の評価です。

5. いつ Haiku 5.5 を選ぶか

ここまでの料金と性能から、選び方を整理します。迷ったら「範囲が狭く、量が多い仕事か」で分けるのが目安です。

Haiku 5.5 が向く

短く、たくさん回す仕事

分類・抽出・振り分け・要約・会話の圧縮・大量の文書への短い質問。応答の速さが要る問い合わせ対応やブラウザの操作。大きなモデルが指揮するときのサブエージェント。

Sonnet 5.5 にする

長く続くエージェントの仕事

複数の段階を自分で進めるコーディングや調査。Haiku 5.5 の effort を xhigh・max まで上げたくなったら、Sonnet 5.5 と比べる合図。

Haiku 4.5 に残す

すぐには移せない事情があるとき

Priority Tier を契約している、Bedrock で構造化出力を使っている、など。どちらも Haiku 5.5 では使えない。

Haiku 5.5 の effort を上げすぎることについては、公式ドキュメントも同じ考え方です。xhigh と max は自分の評価で品質の向上が確かめられたときだけ使い、その場合は性能・費用・速さを Sonnet 5.5 とも比べるよう勧めています。Sonnet 5.5 そのものについてはSonnet 5.5 の解説記事、さらに上の Opus 5.5 はOpus 5.5 の解説記事にまとめています。

6. 思考と effort の決め方

Haiku 5.5 は、effort(考える量の段階)を選べる初めての Haikuです。思考は「適応的思考」で、考えるかどうか・どれだけ考えるかをモデルが決め、その深さを effort で調整します。公式ドキュメントの勧めは次のとおりです。

low最も安く速い。チャット・短い道具の仕事・単純で大量のリクエスト向け。ただし長いエージェントのプロンプトでは、検索や確認を飛ばしたり途中で止まったりしやすくなる。
medium(既定)エージェント的なコーディングを含め、多くの仕事はここから始める。
high知識を使う仕事・長めのエージェントの仕事・指示を厳密に守らせたいとき。
xhigh・max評価で品質の向上が確かめられたときだけ。思考と返答がずっと長くなるので、Sonnet 5.5 とも比べる。

思考を切ることもできます。API で thinking: {"type": "disabled"} を送ると切れますが、effort が high 以下のときだけで、xhigh・max と組み合わせると400エラーになります。公式ドキュメントによると、プロンプトで「すぐ答えて」と頼んでも思考は止まらなかったので、考える量を減らしたいときは effort を下げるのが本筋です。また、思考を切った状態で JSON の出力形式を指定すると、必要な道具の呼び出しを飛ばすことがあるとも書かれています。

思考のトークンは max_tokens に含まれます。Haiku 4.5 で思考なしに合わせた小さな max_tokens のままだと、思考だけで上限に達し、本文を1文字も返さずに止まることがあります。上限を広げるか、effort を下げてください。

適応的思考と以前の拡張思考の違いは適応的思考の解説、effort の段階の意味はClaude Code の工数(effort)の記事で詳しく説明しています。

7. Haiku 4.5 から切り替えるときに直すこと

API で Haiku 4.5 を呼んでいるコードは、モデルIDを替えるだけでは動かないことがあります。公式の移行ガイドの一覧から、400エラーになるものと、エラーにならずに結果が変わるものに分けて並べます。

思考の予算thinking: {"type": "enabled", "budget_tokens": N} は400エラー。{"type": "adaptive"} にするか省き、深さは effort で決める。
サンプリングの値temperature・top_p・top_k は省く。既定以外の値(top_p の 1 も含む)や、temperature と top_p の同時指定は400エラー。
プリフィルmessages を assistant の発言で終えて続きを書かせる方法は、思考を切っていても400エラー。user の発言で終える。
コンピューター操作computer_20250124 は400エラー。Claude API と Google Cloud では computer_toolset_20260801、Bedrock では computer_20251124 に替える。
前のターンの書き換え思考ブロックを送り返す会話で、途中から system・tools・前の発言を変えると400エラーになることがある。会話は後ろに足すだけにする。
Bedrock の構造化出力Amazon Bedrock では Haiku 5.5 で構造化出力が使えない。形式はプロンプトで指示し、コード側で検証する。
トークンの数同じ文で約30%多く数える。max_tokens・費用の見積もり・トークン数で区切る処理を数え直す。大きな画像も高い解像度の段で扱うため、2,000×1,500ピクセルの画像は Haiku 4.5 の約2.5倍のトークンになる。
返答の並び思考が既定でオンなので、返答が思考ブロックから始まることがある。最初のブロックを答えとして読むコードは、type で選ぶように直す。
思考の中身既定では思考の文が空で返る。要約を受け取るには thinking: {"type": "adaptive", "display": "summarized"} を指定する。
前の思考も文脈に残るHaiku 4.5 は最後のターンの思考だけを残したが、Haiku 5.5 はすべてのターンの思考を入力として数える。会話が長いほど入力が増える。
安全のための拒否安全の分類器が要求を断ることがあり、stop_reason: "refusal" が返る。Haiku 4.5 にはなかった動きで、サーバー側で別のモデルに回す仕組みもない。
アカウントに結び付く思考Haiku 5.5 の思考ブロックは、作ったアカウント(またはそれに紐付いたアカウント)でしか使えない。保存した会話を別のアカウントで再生すると、思考が黙って落とされる。

出典:Claude Haiku 5.5 migration guide、Prompting Claude Haiku 5.5(Claude Platform 公式ドキュメント、2026年10月15日確認)。

思考の設定は、たとえば次のように書き換えます(移行ガイドの例をもとにしたもの)。

// 変更前(Haiku 4.5)
{
  "model": "claude-haiku-4-5",
  "max_tokens": 16000,
  "thinking": { "type": "enabled", "budget_tokens": 8000 },
  "messages": [{ "role": "user", "content": "..." }]
}

// 変更後(Haiku 5.5)
{
  "model": "claude-haiku-5-5",
  "max_tokens": 16000,
  "thinking": { "type": "adaptive" },
  "output_config": { "effort": "medium" },
  "messages": [{ "role": "user", "content": "..." }]
}

移行ガイドは、Claude Code で /claude-api migrate this project to claude-haiku-5-5 と打つと、同梱の Claude API スキルがモデルIDの差し替えと上の直しをまとめて行い、手で確かめる項目の一覧を出す、と案内しています。ただし、トークンの数え直しと費用の見積もりは自分で確かめる必要があります。プロンプトそのものは、公式のプロンプトの手引きによると Haiku 4.5 向けのものがそのままよく動くとされています。

8. Claude Code で使う

Claude Code では、別名の haiku がどのモデルを指すかが、使っている提供元と Claude Code の版で変わります。公式ドキュメント(Model configuration)によると、2026年10月15日時点では次のとおりです。

Anthropic APIv2.1.293 以降は Haiku 5.5。それより前の版では Haiku 4.5。
Claude Platform on AWSHaiku 4.5。
Amazon Bedrock・Google CloudHaiku 4.5。
Microsoft FoundryHaiku 4.5。

Anthropic API で使っていても、Claude Code が古いと Haiku 5.5 になりません。claude update で更新し、/model claude-haiku-5-5 か、起動時に claude --model claude-haiku-5-5 で選べます。設定の model を haiku にしている場合、Haiku 4.5 で保存したセッションを再開すると、いまの行き先である Haiku 5.5 で続きます。Haiku 4.5 に固定したいときは、環境変数 ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL で haiku の行き先を指定します。

Claude Code での扱いには、API と違う点が2つあります。

  • 思考は切れません。API では effort high 以下なら切れますが、Claude Code では Haiku 5.5 の思考の切り替えが「Thinking can't be turned off」と表示され、MAX_THINKING_TOKENS=0 なども効きません。考える量は effort で調整します。
  • 文脈は最初から1Mトークンです。[1m] を付ける必要はなく、既定では約967Kトークンで会話の圧縮が走ります。ただし API の従量課金で使う場合、プロンプトが10万トークンを超えたリクエストは高いほうの単価になります。

Haiku 5.5 がいちばん生きるのは、Claude Code の本体を Sonnet や Opus にしたまま、調べもの・ファイルの探索などをサブエージェントとして Haiku に任せる使い方です。Anthropic の発表も、Opus 5.5・Sonnet 5.5 のサブエージェントとして相性がよいと書いています。設定の方法と実測はサブエージェントを別モデルで動かす記事にまとめています。

9. アプリ・GitHub Copilot・クラウドで使う

Claude のアプリ:公式ドキュメントには、claude.ai と iOS・Android のアプリで Haiku 5.5 が使うシステムプロンプトが2026年10月7日付で公開されており、アプリでも Haiku 5.5 が使われています。どのプランで選べるかは、この記事では確かめていません。

GitHub Copilot:GitHub の変更履歴によると、2026年10月7日に Haiku 5.5 が GitHub Copilot で一般提供になりました。対象は Copilot Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise で、VS Code・Visual Studio・JetBrains の IDE・Xcode・Eclipse・Copilot CLI・github.com・GitHub Mobile などのモデルの選択から選べます。料金は使った分の課金で、提供元の定価が適用されます。提供は順に広げているので、まだ出ていないこともあります。Business と Enterprise では、管理者がモデルのポリシーで使えるかどうかを決めます。なお、GitHub は「初期の試験では多くのコーディングの仕事で Claude Sonnet 5 と並んだ」と書いていますが、これは GitHub 側の評価です。Copilot そのものについてはGitHub Copilot の解説を見てください。

クラウド:Claude API のほか、Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry・Claude Platform on AWS で提供されています。Bedrock と Google Cloud の料金と提供終了の日程は、それぞれの事業者が決めます。

Max・Team の API クレジット:同じ10月7日から、Max と Team のプランに毎月 API のクレジットが付くようになりました。Anthropic の発表によると、どのモデルにも使えるので、Haiku 5.5 を試すのにも使えます。受け取り方はMax・Team の API クレジットの記事で説明しています。

まとめ

Claude Haiku 5.5 は、1回のプロンプトが10万トークンまでなら入力 $0.10・出力 $0.50で、Haiku 4.5 の10分の1、Sonnet 5.5 の20分の1の単価です。Anthropic の発表では、Haiku 4.5 から大きく性能が伸び、コンピューターの操作のような指標では Sonnet 5.5 に近づいていますが、長いエージェントのコーディングではまだ差があります。分類・抽出・要約・サブエージェントのような範囲が狭く、量が多い仕事で選ぶのが基本です。

切り替えるときは、思考の予算・サンプリングの値・プリフィルなど400エラーになる書き方を直し、トークンが約30%増えることと、10万トークンを超えると単価が5倍になることを見積もりに入れてください。Claude Code では v2.1.293 以降・Anthropic API のときに haiku が Haiku 5.5 になります。

FAQ

Q. Haiku 4.5 はもう使えないのですか?

A. 2026年10月15日時点では使えます。公式のモデル一覧では「Legacy(引き続き利用可)」に分類され、提供終了の予定のページでは「2026年10月15日より前には終えない」とあるだけで、終了日はまだ発表されていません。

Q. Haiku 5.5 は Sonnet 5.5 の代わりになりますか?

A. 仕事によります。Anthropic 自身が、複雑なエージェントのコーディングには Sonnet 5.5 と Opus 5.5 のほうが向いていると書いています。範囲の狭い大量の仕事なら、Haiku 5.5 で十分なことが多いはずです。自分の仕事で両方を試して比べるのが確実です。

Q. 10万トークンを超えると、そのリクエスト全体が高くなりますか?

A. なります。キャッシュから読んだ分も含めた入力の合計が10万トークンを超えると、そのリクエストの入力・出力・キャッシュのすべてが高いほうの単価になります。

Q. 思考を切って安く使えますか?

A. API では、effort が high 以下なら thinking: {"type": "disabled"} で切れます。ただ公式ドキュメントは、まず effort を下げることを勧めています。Claude Code では Haiku 5.5 の思考は切れません。

出典

公式ドキュメント・発表・GitHub の変更履歴は、いずれも2026年10月15日に原文を確認しました。料金・提供先・Claude Code の行き先は今後変わることがあります。ベンチマークと企業のコメントは Anthropic の発表によるもので、筆者が測ったものではありません。