ChatGPT Workは、OpenAIが2026年7月9日に新モデル群GPT-5.6と同時に発表した「仕事用のAIエージェント」だ(OpenAI公式発表、Axios、TechCrunch)。単に質問に答えるチャットではなく、あなたの連携アプリやファイルから文脈を集めて、資料・表・スライド・Webアプリといった「完成した成果物」まで作るのが最大の特徴だ。発表時の頭脳はGPT-5.6だったが、その後GPT-6 Astra(2026年9月3日)、GPT-6 Sol・Luna(2026年9月22日)と新しいモデルが順に加わった(OpenAIリリースノート)。Workは特定のモデルに固定された製品ではなく、プランに応じて選べるモデルが入れ替わっていく仕事の場だと考えるとよい。

本記事では、OpenAIの公式発表・ヘルプセンター・リリースノートを軸に、発表時の報道(Axios/TechCrunch/9to5Mac/Thurrott)で補いながら、ChatGPT Workが何か、通常のChatGPTやCodexと何が違うか、どのプランでどのモデルが使えるかを整理する。モデルとプランの記述は、2026年9月25日時点のOpenAIヘルプと公式ドキュメント(learn.chatgpt.com)で確かめた内容だ。2026年9月26日に同じ原文で再確認し、モデル選択欄の「Default」の説明を足した。公式に書かれていない部分は、確度をラベルで明示する。

CHATGPT WORK · 2026-07-09

チャットではなく「成果物」を返すエージェント

モデルを選べる
作業の重さで頭脳を切り替え
最上位はOpenAIの旗艦(2026年9月時点はGPT-6 Astra)
資料・表・スライド
作る成果物
Webアプリ・定型作業も
web・PC・スマホ
動く場所
PCアプリはローカルファイルも扱える
Plus〜企業
対象プラン
無料・Goは公式の記載が揺れている

1. 結論——ChatGPT Workとは「成果物まで作る仕事エージェント」

Thurrottの表現を借りれば、ChatGPT Workは「より野心的なタスクを引き受けるためのChatGPT内エージェント」で、「あなたのアプリやワークフローを横断して情報を集め、表・スライド・ドキュメント・Webアプリといった完成物を作る」(Thurrott)。ポイントは3つだ。

  • 返すのは「答え」ではなく「成果物」:通常のChatGPTは会話で答えるが、Workは実際のファイル(スプレッドシート・スライド等)を組み上げる。
  • 複数ステップを自律実行:Thurrottは「複雑なプロジェクトを小さなステップに分解し、数時間にわたって作業を続けられる」と報じている。単発の応答ではなく、長い作業に張り付くタイプだ。
  • 頭脳は選べる——しかも後から入れ替わる:発表時のWorkはGPT-5.6で動いていた(OpenAI公式発表・Thurrott)。その後GPT-6 Astra(2026年9月3日)とGPT-6 Sol・Luna(2026年9月22日)が加わり、Workのモデル選択欄から作業に合わせて選ぶ形になっている。どれを選べるかはプランで変わる。詳しくは4章で扱う。

つまりChatGPT Workは、GPT-5.6やGPT-6 Astraという「エンジン」に対する、「オフィス仕事に特化した運転席」だと捉えると分かりやすい。エンジンは入れ替わっても、運転席は同じだ。

2. 何ができるのか——資料・表・スライド・Webアプリ

報道で一貫して挙がっている用途は、日常の事務作業だ。TechCrunchは「ドキュメント・スプレッドシート・プレゼン資料の作成といった日々の事務タスク」を助ける「職場向けの相棒」と表現している(TechCrunch)。Thurrottはテンプレートや参照ファイルから完成物を作る点を強調する。

📊 表計算・分析

連携先のデータを集計し、スプレッドシートとして組み上げる。

🖼️ スライド・資料

プレゼン資料やドキュメントを、参照ファイルをもとに作成。

🌐 Webアプリ

簡単なWebアプリの作成まで、成果物として出力できる。

⏱️ 長時間の自律作業

大きな仕事を分解し、数時間かけて継続(Thurrott)。

要は「調べて終わり」ではなく「作って渡す」まで踏み込むのがWorkだ。音声で会話するGPT-Liveが「話す相棒」なら、Workは「手を動かす相棒」に当たる。

3. 統合アプリの3つの顔——Work / Codex / 通常チャット

2026年7月9日に出た新しいChatGPTデスクトップアプリは、Chat・Work・Codexの3つを1つのアプリにまとめた(OpenAIリリースノート)。ChatGPT Workは、その中の1つのモードとして位置づけられる。

モード役割向いている人使える場所
ChatGPT Work資料・表・スライド・Webアプリなど成果物を作るエージェント事務・企画・営業などビジネス職web・スマホ・PCアプリ
Codexコードやエンジニアリング作業
技術的な詳細を表示
エンジニア・開発者PCアプリ・CLI・IDE
Cloudはweb・スマホでも利用可
PCへの遠隔接続とは別
通常チャット(Chat)速い対話と日常の質問調べもの・下書き・相談web・スマホ・PCアプリ

9to5Macは、デスクトップアプリ内で「ChatGPT WorkはCodexが見せる技術的な詳細をユーザーから抽象化する(隠す)」と報じている(9to5Mac)。WorkはCodexの"非エンジニア版"——同じ基盤の実行力を、コードを意識せずビジネス成果物に向けて使える窓口、と考えると整理しやすい。CodexとWorkの関係は、Codexの位置づけを押さえると理解が早い。

通常チャット(Chat)との違いは、返すものだけではない。OpenAIのヘルプによれば、①利用枠:WorkはCodexと同じ利用枠を共有し、Chatのメッセージ上限とは別に数える、②モデル:GPT-6 Sol・LunaやGPT-5.6 Terra・Lunaは通常のChatでは選べず、WorkとCodexで選ぶ(PlusではAstraもWorkとCodexだけ)、③作業の長さ:Chatは速い会話向け、Workは長い複数ステップの作業と完成した成果物向け——の3点が違う(OpenAIヘルプ)。

PCを閉じた後も、同じWorkの続きをできる?

クラウドから進行を管理

公式の「Local computer access with Work Cloud」は、許可したPCのファイル・ツールを使いながら、web・スマホ・デスクトップで同じ会話を続ける仕組みです。利用条件はワークスペースと段階展開によります。

PCが不在ならローカル作業は不可

PCを使う工程には、オンラインで接続中のPCと、起動・サインイン済みのデスクトップアプリが必要です。新しいターンの開始時にPCが不在なら、対象タスクはクラウドで続けられますが、そのPCのファイルやツールは使えません。

対象は機能を有効にした後の新規タスクです。公式のEnterprise向け案内では、PCアプリでCloudを選んで開始します。既存タスクは元のモードのままで、処理中のターンをローカルからCloudへ自動で切り替えることはできません。会話の同期でPCのフォルダ全体がアップロードされるわけでもありません。この案内を個人アカウントすべてへの提供保証としては扱いません。

2026年10月8日に公式のLocal computer access for Work Cloud and dots・Remote connections・Projects and chatsを全文確認。CodexのRemote・Cloudとの違いはPCスリープと実行場所の比較を参照してください。

4. 使えるモデルとプラン——プランで選べる範囲が変わる

Workのモデルは、新しいモデルが出るたびに増えたり入れ替わったりする。だから名前の一覧より先に、役割の3段で押さえておくと古びない——①最上位(旗艦):難しい調査・分析・複雑な問題向けで、枠の減りが速い、②バランス型:複雑な作業と効率の両立、③低コスト型:要約・抽出・分類のような的を絞った作業を大量にこなす。新しいモデルが出ても、まずこの3段のどこに入るかを見れば選び方は変わらない。

2026年9月25日時点では、①がGPT-6 Astra、②がGPT-6 SolとGPT-5.6 Sol、③がGPT-6 LunaとGPT-5.6 Lunaで、その間にGPT-5.6 Terra(日常業務向けに速さ・性能・コストのバランスを取ったもの)がある。OpenAIの説明では、GPT-6 Solは「複雑なコーディングとエージェント的な作業向け」、GPT-6 Lunaは「的を絞った大量の作業向けで最も効率的」。GPT-6 Sol・LunaはWorkとCodexだけで選べ、通常のChatでは選べない。GPT-5.6の3モデルも、新モデルの展開中は引き続き選べる(公式ドキュメント「Models」・OpenAIヘルプ)。どれが使えるか、どれだけ使えるかはプランによって変わる。各社の現行モデルの一覧は現行モデルとカットオフの一覧、GPT-6 Sol・Lunaの詳細はGPT-6 Sol・Lunaのリリース解説で扱っている。

プラン別にWorkで使えるモデル(2026年9月25日時点・OpenAIヘルプと公式ドキュメント)

無料 / Go
Workの表に記載なし
ヘルプのモデル表のWork欄はPlus以上。Codexの料金ページでは、PCアプリでGPT-6 Lunaが使える(順次展開)
Plus / Business Standard
Astra(回数限定)+GPT-6 Sol・Luna+GPT-5.6の3モデル
Astraは枠の一部だけ。超えた分はクレジットで追加。PlusはChatではAstraを使えない
Pro($100・$200)/ Business Premium / Enterprise
Astra+GPT-6 Sol・Luna+GPT-5.6の3モデル
ProとBusiness Premiumは枠をすべてAstraに使える。Enterpriseは管理者の権限設定しだい

APIの参考価格(100万トークンあたり・入力/出力、2026年9月25日時点のOpenAI料金ページ):GPT-6 Astra $10/$50、GPT-6 Sol $2/$10、GPT-6 Luna $0.10/$0.50、GPT-5.6 Sol $5/$30、GPT-5.6 Terra $2/$12、GPT-5.6 Luna $0.20/$1.20(Terra・Lunaは2026年7月30日改定。GPT-5.6 Solは2026年8月21日から3か月の販促価格で $4/$20)。※ChatGPTアプリ内のWorkはプランに含まれる利用枠(Codexと共通)で動き、API価格とは別。Solの値下げはWorkのクレジット払い分にも適用され、定額の利用枠は変わらない(OpenAI開発者コミュニティ)。

Astraは枠の減りが速い。WorkとCodexは同じ利用枠を共有し、プランによって5時間ごとと週ごとの上限がかかる。公式ヘルプの目安(ローカル実行で5時間あたりのメッセージ数。作業内容で大きく変わる)では、Plusの場合GPT-6 Astraが5〜45件、GPT-5.6 Solが10〜100件、GPT-6 Solが15〜150件、GPT-5.6 Terraが25〜200件、GPT-6 Lunaが350〜3,000件だ(公式の料金ページ、2026年9月25日時点)。この順に、1回あたりの枠の減りが小さくなる。一方で公式は「AstraのLowがGPT-5.6 SolのHighを上回ることがある」とも書き、SolのHighで満足していた作業はAstraのLowかMediumから試すよう勧めている(OpenAIヘルプ)。つまり「上位モデルを低い設定で」と「中位モデルを高い設定で」は、どちらが得かを実際の作業で比べる価値がある。

いつ何が変わったか(公式発表・リリースノートより)

日付変化
2026年7月9日ChatGPT Work発表(GPT-5.6搭載)
web・スマホはPro・Enterprise・Eduから順次、Plus・Businessは数日内
新しいPCアプリ(Mac・Windows)も同日に世界で公開
2026年7月16日クラウドで動かしたWorkの会話が、web・スマホ・PCのあいだで同期するようになった
2026年8月21日GPT-5.6 Solの値下げ(3か月)が、Workのクレジット払い分にも適用
2026年9月3日GPT-6 Astra発表
まず一部の組織から提供
2026年9月4日OpenAI公式X:Pro・Enterprise・Business PremiumのWorkとCodexでAstraが利用可能に
Plus・Businessは数日かかる
2026年9月22日GPT-6 Sol・LunaがWorkとCodexに登場(通常のChatでは選べない)
2026年9月23日web・スマホのWorkで、音声(Live)で話しかけて仕事を頼めるようになった
2026年9月25日時点PlusはWorkとCodexでAstraを使える(回数限定)
通常のChatで使えるGPT-6 Pro(Astra搭載)はPro・Business・Enterprise向け
2026年10月14日(予定)GPT-5.5がChatGPT・Work・Codexから退役(APIは対象外)、移行先はGPT-6 Sol(Free・GoはGPT-6 Luna)

出典:OpenAIリリースノート、ChatGPT Work発表、GPT-6 Astra発表、OpenAI開発者コミュニティの告知、OpenAIヘルプ、公式ドキュメント「Models」

🟡 無料・Goプランは公式の記載が揺れている。発表時のOpenAI公式ブログは、web・スマホのWorkを有料プランからとしつつ、新しいPCアプリについては「Chat・Work・CodexはFreeを含むすべてのプランで利用できる」と書いた。ところが2026年9月25日時点のヘルプでは、Workはweb・スマホでは「対象の有料プラン」向け、PCアプリでは「プランとワークスペースに含まれる場合」とされ、Workで使えるモデルの表もPlus・Pro・Business・Enterpriseだけを挙げている。Free・Goについては、ヘルプの表がCodexでGPT-5.6 Terra、Codexの料金ページがPCアプリでGPT-6 Luna(順次展開)と書いていて、Workで何が使えるかは明記されていない。無料で使えるかは、手元のアプリで確かめてほしい。

5. コネクター——どのアプリ・ファイルと繋がるか

Workの価値は「あなたの文脈を取り込めること」にある。ChatGPTはコネクター(アプリ連携)で外部サービスのファイルにアクセスでき、Google Drive・SharePoint・Dropbox・Box・OneDrive・Gmail・Slack・GitHubなどに対応している(OpenAIヘルプ)。企業向けにはMCP(Model Context Protocol)による独自連携も可能だ。なおWorkの発表と同時に、アプリ連携の入口は「App Directory」から「プラグインディレクトリ」に置き換わった(既存の接続はそのまま使える。OpenAIリリースノート)。

🟡 確度の注意

上記のコネクター一覧はChatGPT全体の連携基盤のもので、「ChatGPT Work専用」として個別に確認できた一覧ではない。Workがどのコネクターをどこまで使えるかの詳細は、公式ドキュメントの更新を確認したい(本記事の対応表は報道と既存のコネクター仕様からの整理)。

プライバシー面では、Business・Enterprise・Eduのコネクター経由データは既定でモデル学習に使われないとされる(OpenAIヘルプ)。業務ファイルを扱う前提のエージェントなので、この「既定で学習に使わない」は実務上重要なポイントだ。

6. ChatGPT Workの使い方——始め方・指示のコツ

まず前提として、ChatGPT Workが効くのは「調べる」より「作る」が多い仕事だ——事務・バックオフィス(定型レポート・集計・議事録の量産)、企画・営業(参照資料からスライド・提案書のたたき台)、コードを書かない小さな社内ツール(簡単なWebアプリ)など。ここでは実際の使い方を①始め方 → ②指示の書き方 → ③コツの順に整理する。

ステップ①:始め方(4ステップ)

STEP 1
Workを開く

web・スマホは画面上部でWorkを選ぶ。PCアプリは左上でChatGPTを選び、上部の切り替えでWorkへ。

STEP 2
アプリを接続

設定→プラグインから、Google Drive・Slack等を認可画面で許可(数分)。

STEP 3
成果物を指示

「何を・どの形式で・どのデータから」作るかを具体的に伝える。

STEP 4
レビューして修正

出力を確認し、追加指示で仕上げる。数値・引用は必ず裏取り。

ステップ②:指示の書き方(プロンプト例)

Workは「何を・どの形式で・どのデータから」を明確にするほど精度が上がる。用途別の指示例はこうだ。

作りたい成果物指示のイメージ
表計算「接続したGoogle Driveの売上データを月次で集計し、前月比と合計行を付けたスプレッドシートにして」
スライド「このドキュメントをもとに、10枚以内で経営向けの提案スライドを
1枚目に結論、最後にネクストステップ」
Webアプリ「問い合わせ内容を入力して一覧表示する、簡単な社内フォームのWebアプリを作って」
文書「この議事メモを、A4一枚の報告書に整えて
見出し・要点3つ・アクション一覧の構成で」

ステップ③:うまく使うコツ

  • モデルは作業で選ぶ:難しい調査・分析は最上位(2026年9月時点はGPT-6 Astra)、ふだんの資料づくりはバランス型(Sol)、定型の抽出・分類・要約は低コスト型(Luna)。最上位は枠の減りが速いので、公式の助言どおりまずLowかMediumから試す(OpenAIヘルプ)。新しいモデルが加わっても、この分け方で当てはめればよい。迷ったらモデル選択欄の「Default」でもよい。モデルと推論の強さが1本のスライダーにまとまり、公式ドキュメントの図では6段(Luna High・Sol Light・Sol Medium・Astra Light・Astra Medium・Astra Extra High)のうちSol Lightが出発点だ(Astra Extra Highが無いプランもある。2026年9月26日時点・公式ドキュメント「Models」)。
  • 参照ファイルを渡す:テンプレや過去資料を接続・添付すると、体裁と再現性が一気に上がる。
  • 形式を指定する:枚数・列・トーン・出力形式(スプレッドシート/スライド等)を明示する。
  • 段階的に頼む:大きな仕事は「まず骨子 → 中身を肉付け → 仕上げ」と分割すると安定する。
  • 🔴 出力は必ずレビュー:自律で作るぶん、数値・引用・機密の扱いは人の確認が前提。そのまま提出しない。
  • 権限は最小から:接続するアプリと権限は、必要な範囲だけに絞って始める。

※画面や手順の細部はバージョンで変わりうる。最新の操作手順は公式ヘルプで確認するのが確実だ。

7. 正直な注意点——まだ確定していない部分

発表から2か月半で、Workで選べるモデルはすでに2度増え(GPT-6 Astra、GPT-6 Sol・Luna)、ChatGPT・Work・CodexからのGPT-5.5の退役も決まった(2026年10月14日)。モデル名は今後も入れ替わる前提で読み、2026年9月25日時点の確度を分けて示す。

  • 🟢 公式で確認済み:2026年7月9日にGPT-5.6と同時発表/成果物(資料・表・スライド・レポート・Site)を作るエージェント/Codexの技術が土台/web・スマホ・PCアプリで動く(OpenAI公式発表)。WorkでAstraを含む複数のモデルを選べるのはPlus・Pro・Business・Enterprise(OpenAIヘルプ)。
  • 🟡 公式の記載が揺れている:無料・GoでWorkが使えるか(発表時のブログとヘルプの表が一致しない)。Astraの利用回数は、幅の広い目安しか公表されていない。
  • 🟡 未確定:Work専用のコネクター(プラグイン)対応範囲、成果物の編集・エクスポート形式。
  • 🔴 過信しない:エージェントが自律的に成果物を作る以上、数値・引用・機密の扱いは人のレビューが前提。特に外部データを取り込む構成では、出力の裏取りと権限設計を怠らないこと。

まとめ

  • ChatGPT Workは「成果物を作る仕事エージェント」:資料・表・スライド・Webアプリを、連携アプリ・ファイルの文脈から組み上げる(2026年7月9日発表)。
  • 統合アプリの3モードの1つ:Work(成果物)/Codex(技術・PC/Cloudなど)/通常チャット(対話)。WorkはCodexの技術詳細を隠した"ビジネス版"(9to5Mac)。Chatとは利用枠も選べるモデルも別。
  • モデルは役割で選ぶ:最上位・バランス型・低コスト型の3段で考える。2026年9月25日時点のWorkではGPT-6 Astra・Sol・LunaとGPT-5.6 Sol・Terra・Lunaを選べ、PlusとBusiness StandardのAstraは回数限定、ProとBusiness Premiumは枠をすべてAstraに使える(OpenAIヘルプ)。無料・Goは公式の記載が揺れている。
  • 強みは「あなたの文脈」:Drive/SharePoint/Slack等のコネクター(プラグイン)+MCP。企業向けは既定で学習に不使用。
  • 使う前提は人のレビュー:自律で作るぶん、裏取りと権限最小化が実務の鍵。細部は公式更新で確認を。

ひとことで言えば——ChatGPT Workは「答えるAI」から「働くAI」への一歩だ。GPT-5.6で始まり、GPT-6 Astra、GPT-6 Sol・Lunaとエンジンが入れ替わってきた。運転席は同じまま中身が新しくなる、オフィス仕事の成果物づくりに直結させた製品として押さえておきたい。

FAQ

Q1. ChatGPT Workは通常のChatGPTと何が違う?

通常のChatGPTは会話で「答え」を返しますが、Workは資料・表・スライド・Webアプリといった「成果物」を作るエージェントです。連携アプリやファイルから文脈を集め、複数ステップを数時間かけて自律的に進める点が大きな違いです(OpenAI公式発表)。さらに、利用枠がChatとは別(Codexと共通)で、GPT-6 Sol・LunaやGPT-5.6 Terra・Lunaは通常のChatでは選べずWorkで選びます。PlusではGPT-6 AstraもWorkとCodexだけで使えます(OpenAIヘルプ)。

Q2. Codexとの違いは?

どちらも同じモデル群(OpenAIのGPT-6とGPT-5.6の各モデル)と共通の利用枠を使いますが、Codexはコード・エンジニアリング向けで技術的詳細を表示します。PCアプリ・CLI・IDEに加え、Cloudタスクはweb・スマホでも開始・継続できます。Workはその技術詳細を隠してビジネス成果物に特化し、web・スマホ・PCで使えます(Codex Cloud公式/OpenAIヘルプ)。スマホからPCを操作するRemote接続と、Cloudでの実行は別です。エンジニアはCodex、事務・企画職はWorkが入口になります。

Q3. 無料でも使える?どのモデル?

公式の記載が揺れています。発表時のOpenAIブログは、新しいPCアプリではFreeを含む全プランがWorkを使えると書きましたが、2026年9月25日時点のヘルプでは、Workで使えるモデルの表はPlus・Pro・Business・Enterpriseだけです。Free・Goについては、Codexで使えるモデル(ヘルプはGPT-5.6 Terra、料金ページはPCアプリでGPT-6 Luna)しか書かれていません。有料プランなら最上位のGPT-6 Astraを含む複数のモデルから選べます。

Q4. どのアプリと連携できる?

ChatGPTのコネクターはGoogle Drive・SharePoint・Dropbox・Box・OneDrive・Gmail・Slack・GitHubなどに対応し、企業向けはMCPで独自連携も可能です(OpenAIヘルプ)。ただし「Work専用」の対応範囲は個別に未確認のため、公式ドキュメントの更新を確認するのが確実です(🟡)。

Q5. 業務ファイルを読ませて大丈夫?

Business・Enterprise・Eduではコネクター経由のデータは既定でモデル学習に使われないとされています(OpenAIヘルプ)。とはいえ接続するアプリと権限は最小限から始め、機密の取り扱いは組織のポリシーに沿って設計するのが安全です。

Q6. いつから使える?

2026年7月9日発表で、web・スマホはPro・Enterprise・Eduから順次、Plus・Businessは数日内に展開され、新しいPCアプリ(Mac・Windows)も同日に公開されました(OpenAI公式発表)。GPT-6 Astraは9月3日に発表され、翌日にPro・Enterprise・Business PremiumのWorkで使えるようになり、その後Plusにも広がりました。9月22日にはGPT-6 Sol・LunaもWorkに加わっています。提供状況は地域・プラン・ワークスペースの設定で異なる場合があります。

Q7. PlusでGPT-6 Astraを使うには?

WorkかCodexでモデルを選んでください。PlusはAstraをWorkとCodexで使えますが、通常のChatで使えるGPT-6 Pro(Astra搭載)はPro・Business・Enterprise向けで、Plusには含まれません。PlusのAstraは回数限定で、超えた分はクレジットで追加できます。PCアプリに出てこない場合は、メニューの「Check for Updates」で最新版にしてください(OpenAIヘルプ)。

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