「明日の午後に知らせて」「毎朝、公式の更新情報をまとめて」。ChatGPTのタスクを使うと、指定した時間に仕事を実行する予約を作れます。ただし、チャットで約束したように見えることと、予約が登録されたことは別です。最初は小さな依頼で、登録・実行結果・通知の3つを確認しましょう。
予約した → 実行された → 結果が届いた
① 登録
予定が一覧にあるか指示文、日時、繰り返し、タイムゾーンを確認します。
② 実行
結果や停止理由があるかScheduledの対象タスクを開き、実際に行われた仕事を確認します。
③ 通知
メール・プッシュが届くか結果があるのに通知がない場合は、配信設定と端末の許可を調べます。
2026年10月9日にOpenAIの公式ヘルプと設定・料金の原文を照合した解説です。この記事のために端末設定やアカウント設定を変更したり、予約を作って実行したりはしていません。画面名や提供範囲はアカウント、アプリの版、組織の設定で異なります。
タスクで何ができる?
時間を指定して1回だけ実行する依頼と、毎日・毎週など繰り返す依頼を作れます。いきなりメール送信や購入まで任せるより、まずは通知と公開情報の整理から始めると、成功したかを判断しやすくなります。
単発
忘れたくないことを知らせる「明日の午後に、提出資料を確認するよう知らせて」。日時と知らせる内容を明確にします。
繰り返し
同じ情報を定期的に整理する「毎朝、指定した公式ページの更新を確認して要点をまとめて」。対象と報告形式を固定します。
更新の確認
変化の有無を定期確認する定時の確認に「変更がなければその旨を短く報告」と指定する方法です。イベント起動とは区別します。
メールの到着をきっかけに動く機能も別にある
公式ヘルプには、Gmailのメール到着、Slackの新しいメッセージ、GitHubのプルリクエストなどをきっかけに動くイベント起動のタスクもあります。これはWorkの機能で、対象の有料プランと必要なアプリ接続が前提です。Free・Goには提供されず、時間を指定する個人タスクと同じ条件ではありません。
イベント条件の作成・編集はWebと対応するモバイル画面で行います。デスクトップでは既存のイベントタスクを確認できても、条件の作成・編集には対応しないと説明されています。今回は接続を伴わない時間予約を中心に扱います。公式:タスクの種類と対応範囲。
無料で使える?プランと予約上限
公式ヘルプは、対象のFree・Go・Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduなどでタスクを案内しています。プラン名だけで、すべての画面に同じ機能が表示されるとは限りません。組織プランでは管理者の設定も確認してください。
| プラン | アクティブなタスクの上限 | 確認した条件 |
|---|---|---|
| Free・Go | 3件 | Freeは単発または1日1回まで/Goの頻度はFreeと同じと決めつけない |
| Plus | 5件 | 対象の有料プランでは正確な時刻指定と最大1時間ごとの反復 |
| Business・Edu | 10件 | 利用できる機能はワークスペース設定にも依存 |
| Pro・Enterprise | 15件 | 件数の上限と実際の作業の利用上限は別 |
Freeでは「午前・午後・夜」などの時間帯が基本です。公式ヘルプは、正確な配信時刻や1時間ごとの実行には対象の有料プランが必要と説明しています。「無料でも毎朝9時ちょうどに必ず届く」とは案内できません。
上限はアクティブな予約の件数です。「5件まで予約できる」ことから「5回実行したら終わり」「何回でも無制限」とは判断できません。不要なタスクは一時停止して、必要な予約を管理します。その他のプランの具体的な上限は、自分のアカウントの表示と公式ヘルプで確認してください。公式:プラン別の上限と頻度。
最初のタスクを作る手順
最初の例は、秘密情報や外部サービスの操作が不要な「公式更新の要約」です。日時を細かく指定する例は、正確な時刻指定に対応したプランを前提にします。Freeなら希望する時間帯に置き換え、確認画面に表示される予定を優先してください。
チャットから時間指定の依頼を送ります。Scheduledの作成画面が表示される環境では、そこから作成することもできます。曖昧な「毎朝チェックして」だけでは、何を確認していつ終わるかが残りません。
毎週月曜の午前9時、日本時間(Asia/Tokyo)に実行するタスクを作成してください。
OpenAIの公式リリースノートを確認し、前回の確認以降の更新を最大3件、日本語で短くまとめてください。
各項目に原文のURLと発表日を添えてください。
変更がなければ「新しい更新なし」とだけ報告してください。
ページを取得できない場合は、推測せず取得できなかったと報告してください。
メール送信、アプリ接続、購入、設定変更はしないでください。
この例の「前回以降」を厳密に扱うには、前回の結果や確認した日付を参照できることも必要です。毎回新しい会話として実行される予約なら、前回の状態が自動継承されると考えず、日付範囲を固定するなど指示を見直します。情報源の取得に失敗しても「更新なし」と扱わせない点も重要です。
「承知しました」という文章だけで登録済みと扱わず、タスクの確認表示を見ます。タスク名、指示文、次回日時、繰り返し、タイムゾーンが意図どおりかを確認してください。海外の時間や端末のタイムゾーンが混ざる場合は、日付も含めて直します。
予約一覧にあることは実行成功の証拠ではありません。最初の予定後に対象タスクを開き、出典が実際の公式ページか、発表日が正しいか、未取得の情報を捏造していないかを確認します。メールやプッシュが届いたかは、その後に確認します。
一覧と設定画面を開く場所
公式ヘルプは、Settings → Notifications → Manage tasksを案内しています。日本語では「設定 → 通知 → タスクを管理」に相当する経路です。この訳は操作の説明で、日本語UIの正式な項目名を実画面で確認したものではありません。会話のメニューから「See scheduled tasks」を開く経路もあります。表示されるタスクパネルやScheduledの一覧から、予定を確認・管理できます。
アプリではWebと同じ位置に項目があるとは限りません。対象の会話・タスクパネル・Scheduledを確認し、見つからなければ同じアカウントのWebの設定から探します。2つのアカウントを使っている場合は、作成した方にログインしているかも確認します。公式Learnでは、CLIとIDEにScheduledの管理画面はないと説明されています。公式:画面別の定期実行。
- 実行する仕事と参照先が、指示文に保存されている
- 日付・時刻・繰り返し・タイムゾーンが合っている
- 一時停止中ではなく、次の予定を確認できる
- 初回の結果と、取得できなかった情報を区別できる
- 不要になったときに停止する場所が分かる
変更・一時停止・削除の使い分け
Scheduledの対象タスクやタスクパネルを開き、名前、指示文、スケジュールを編集します。会話から変更を依頼できる場合も、変更後の予定を読み直してください。会話で最新の情報を話しただけで、保存済みのタスク指示まで更新されたとは限りません。
何を止めたいかで、操作が変わる
対象タスクをPause(一時停止)。再開する可能性がある仕事に使います。
対象タスクを削除。関連するチャットは別に残るため、履歴の削除とは分けます。
対応する画面の停止操作を確認。予約の一時停止が、すでに実行中の仕事まで止めるとは決めつけません。
公式ヘルプによると、関連チャットを削除するとタスクは一時停止します。ただし、共有リンクはそれだけでは消えません。逆にタスクを削除しても、関連チャットは削除されません。「全部消したつもり」にならないよう、予約、履歴、共有リンクを別々に確認します。
承認が必要な操作では、無人のまま最後まで進む保証はありません。確認待ちになった場合は、実行結果や停止理由を読み、何を許可するのか判断してください。停止しても、すでに送信・変更された結果が自動で元に戻るわけではありません。公式:編集・停止・削除。
通知されないときの確認順序
最初にScheduledで実行結果を確認します。結果があるなら「実行はされたが、配信されない」という問題です。結果がなければ、予約の状態や実行条件の確認が先になります。アプリを再インストールしたり、設定を一括でリセットしたりする前に、どちらかを切り分けましょう。
| 見えている症状 | 先に確認すること |
|---|---|
| 予定そのものが見つからない | 作成したアカウント、ワークスペース、Scheduledの一覧、登録の確認表示 |
| 予定はあるが結果がない | 一時停止、日時とタイムゾーン、利用上限、承認待ち、実行場所の条件 |
| 結果はあるが通知がない | ChatGPTの通知設定、配信先、ブラウザ・OSの通知許可 |
| メールは届くがプッシュがない | プッシュの有効化、対象ブラウザ・端末の許可、OSの通知抑制 |
| スマホだけに届く | PCアプリやブラウザの通知設定とOSの許可/スマホ側の設定と同じとは限らない |
ChatGPT・ブラウザ・OSの3段階を分ける
Webの設定 → 通知で、タスクのメール・プッシュ設定を確認。カテゴリごとの設定がある場合は、一般の通知と区別します。
サイトやアプリが通知を送れるかを確認。公式ヘルプは、モバイルのプッシュを設定する手順として対応アプリでのタスク作成と通知許可を案内しています。
アプリ通知の許可や通知を抑制するモードを確認。PCアプリのターン完了通知、承認・質問の通知、予約の配信を同じものと扱わないようにします。
公式Learnにはアカウントや通知カテゴリによって異なる配信経路が記載されていますが、すべてのタスクでSMSが使えるとは説明できません。この記事ではタスクの公式ヘルプが案内するメールとプッシュを基本にしています。公式:画面別の通知設定。
公開コミュニティには、Windows・Chromeで結果とメールは正常だがプッシュが届かないという利用者報告もあります。返信では再現できなかったとされており、これだけで共通の原因や確実な解決策は特定できません。困った場合は「結果の有無・届く経路・届かない端末・アプリの版」を記録すると、問い合わせで状況を伝えやすくなります。利用者報告:Webプッシュが届かない例。
PCを閉じても動く?Codexとの違い
個人ChatGPTのクラウド側で実行する時間予約と、CodexでPC上のプロジェクトを扱う自動実行は、実行場所が違います。公式ヘルプも個人タスクとCodex automationsを区別しています。
ChatGPTのクラウド側の予約
チャットを開き続ける前提ではないクラウドで行える情報整理などが対象。手元PCを閉じることと、予約の一時停止は別です。ただし上限や承認待ちなどで作業は止まり得ます。
PCのローカルプロジェクト
PCとアプリの稼働が必要端末内のファイルを読む・コマンドを実行する仕事では、PCが起動し、実行するアプリが動き、対象フォルダにアクセスできる必要があります。
PCをスリープさせたらクラウドへ自動移行する、端末内のファイルが自動で共有される、という保証はありません。Codexの会話内の短い間隔の継続予約も、個人ChatGPTタスクの頻度制限とは別の仕組みです。目的が「このリポジトリを毎朝調べる」なら、まず実行環境と権限を確認します。公式:WebとPCプロジェクトの実行条件。
開発をPC停止後も続けたい場合は、CodexのRemote・CloudとPCスリープの違いを参照してください。仕事を長く管理するdotは、dotの役割・料金枠・停止方法で分けて説明しています。
料金・ファイル・共有で注意すること
予約の件数と、実行する仕事の利用量は別
対象のFreeでも時間予約を利用できますが、正確な時刻や頻度、件数には前述の制限があります。有料プランでも「タスクが使える」ことは「すべての作業を追加負担なしで無制限にできる」ことを意味しません。モデルや実行する仕事、プラン・ワークスペースによって利用上限の扱いが変わります。
2つの上限を、別々に見る
アクティブなタスクの件数。不要な予定を整理して管理します。
モデル・作業・プランによる利用上限。予約件数から実行可能回数は計算できません。
公式料金ページは、WorkとCodexが作業の利用枠を共有すると説明しています。ただし、個人ChatGPTのすべての時間予約がその共通枠を消費するとは確認できません。Workで動く作業と個人タスクを一律に扱わず、対象のモードと使用状況を確認します。APIのトークン単価を、サブスク内のタスク1回分へ換算することもできません。
追加クレジットを使う場合は、保有分の消費と新しい購入を分けて確認してください。自動補充を有効にしていると追加決済が発生し得ます。公式:追加クレジットと自動補充で条件を確認できます。料金の全体像は公式の料金・利用枠と、Proプラン・追加クレジット・リセットの比較を参照してください。
プロジェクトのファイルを自動で読めるとは限らない
個人タスクの公式ヘルプは、プロジェクト内で作成したタスクが、そのプロジェクトにアップロードされたファイルや保存されたファイルへアクセスできないと記載しています。Voice chatsとGPTsも非対応です。「普段の会話で見えていたから予約でも読める」と考えず、予約で使える参照元を確かめてください。
別の自動実行画面にはアップロード文脈や接続ツールの説明もありますが、これを個人タスクのファイル対応の保証に読み替えないことが重要です。定期的に社内資料や家族の情報を扱う前に、どの実行環境に、どの情報を渡すのかを確認します。
共有リンクは共同編集ではなく、相手の独立コピー
対応するタスクでは共有リンクを作れます。受け取った人は自分のアカウント、権限、接続アプリでコピーを作ります。共同所有するTeam Tasksとは別です。
タスク名、指示文、予定、元のタイムゾーンなど。個人の共有リンクは、持っている人が指示文を読めるため、秘密情報を書かないでください。
会話履歴、過去の結果、メモリ、カスタム指示、添付ファイル、接続アプリのデータ・認証情報。受け取った側が必要な条件をそろえます。
元の変更はリンクへ自動反映されません。リンクを消しても、相手がすでに作ったコピーは残ります。
公式ヘルプでは、元の変更を共有リンクに反映するにはリンクを再度コピーして更新する操作を案内しています。相手のコピーまで同時に変更されるという意味ではありません。共有前には、指示文に氏名・内部URL・未公開情報が含まれないかを確認してください。公式:ファイル制限と共有の仕組み。
よくある質問
無料でも毎日使えますか?
対象のFreeでは単発または1日1回までのタスクが案内されています。時間は午前・午後・夜などの柔軟な枠で、アクティブ上限は3件です。正確な時刻や頻度を有料プランと同じとは扱えません。
通知をOFFにしたら、タスクも止まりますか?
通知と実行は別です。止めたい場合はScheduledで対象タスクを一時停止・削除してください。実行中の仕事がある場合は、その作業の停止も確認します。
タスクのメニューが見つかりません。
同じアカウントのWebでSettings → Notifications → Manage tasksに相当する項目を確認します。アカウント、アプリの版、ワークスペースの提供条件により表示が異なります。存在しない画面へ何度もアクセスして設定を変えるより、対象環境の条件を確認してください。
指定した時刻に必ず通知されますか?
時刻の設定、実行の成功、通知の配信は別です。Freeの時間帯指定や、上限・承認待ち・配信設定も影響します。重要な締め切りは、予約一覧と初回結果を確認したうえで、必要に応じて通常のカレンダーやアラームも併用します。
dotを作らないと定期実行できませんか?
個人ChatGPTのタスクは、dotの作成を前提としない機能です。単発の通知や定期的な情報整理から始め、継続的な管理・委任まで任せたい場合にdotの役割を検討します。
- 秘密情報や外部操作が不要な小さな仕事で始める
- 予約の確認表示と一覧で、日時・タイムゾーン・指示を読む
- 初回の実行結果を開き、通知とは分けて成功を確認する
- 利用枠と停止場所を確認してから、繰り返しの仕事を増やす