Claude Codeをスマホから操作する——Remote Controlの仕組み・始め方・安全性
Remote Control は、自分のマシンで動いている Claude Code のセッションに、スマホやブラウザから接続してそのまま操作を続ける機能だ。クラウドへ処理を移すのではなく、実行場所は手元のまま「操作する場所だけ」を移す——だからローカルのファイル、MCPサーバ、ツール、プロジェクト設定がそのまま生き、スマホで @ と打てば手元のプロジェクトのパスが補完される。本記事では、まず「外から動かす手段」が4つあること、そのうちRemote Control・Dispatch・Channelsの3つは手元のPCで動き、Claude Code on the webだけがクラウドで動くという地図を示す。リポジトリがGitHub以外なら結果をpushして戻せないため、構成そのものが選択肢を削る点にも触れる。起動方法は3つ——会話中に /remote-control で今の履歴ごと持ち出す、claude --remote-control で最初から有効にする、claude remote-control でサーバーとして常駐させる(スペースキーでQRコード、--spawn worktree でセッションごとにgit worktreeを分離、既定の同時数は32)。スマホ側では権限プロンプトと質問に答えられる一方、/plugin と /resume はローカル専用で、/model や /effort は引数を渡す形になる。UIから選ぶかコマンドを送るかで永続性が変わる点は事故のもとだ。仕組みは「登録してポーリングし、サーバが中継する」だけで、外向きHTTPSのみ・受信ポートは一切開かない——SSHを外に晒すのと比べて攻撃面が構造的に小さく、ルータ設定も固定IPも要らない。そのうえでセキュリティの本質は、QRコードが認証ではなく近道でしかないこと、アクセス権は「URLを知っているか」ではなく「誰のアカウントか」で決まること、つまり門は1枚でありその1枚がclaude.aiアカウントであることだ。だからパスキーの設定が最優先になる。接続中はトランスクリプトがAnthropicのサーバに保存され、保持期間はモデル改善への利用設定で5年と30日に分かれる。繋がらないときの原因切り分け、ネットワーク断でサーバーモードと対話セッションの挙動が違うこと、スマホ紛失時にまずプロセスを止めるべき理由、そしてDispatchとの使い分け(事前準備が要るか要らないか)まで、すべてAnthropic公式ドキュメントに基づいて解説する。